Teclast T50HDを実機レビュー!1万円台でコンパクトなのに大容量バッテリーでカーナビにもできるタブレット。
タブレットなどの開発・販売を行っているメーカー「Teclast」から新たに発売された低価格帯のコスパタブレット「Teclast T50HD」。コンパクトだけど大容量のバッテリーが売りのこちらのタブレットを今回は実機レビューしていきます!
こちらの製品はTeclast-Japan様からの提供を受けています。
Teclast T50HDの特徴は?
- iPhone14より薄くて、重さ530グラムのコンパクトさ
- 一日中使えるバッテリー容量
- HD解像度(1920×1200ピクセル)
- 普段使いには問題ないCPU性能
- 十分なストレージと容量
特徴をまとめてみるとこんな感じになりました。ということでこれらの特徴を詳しくレビューしていきます。
iPhone14より薄くてコンパクトなボディー
Teclast T50HDのバッテリーは8000mAhで一日中使用することができる容量なのですが、タブレット本体の重さはわずか530グラム。厚さはわずか7.8ミリとなっています。
持ってみると、大きさの割に 軽っ ってなりました。薄さもちょうどいいので持ちやすいです。
iPhone14と厚さを比較してみるとまさかの結果に。Teclast T50HDのほうが若干薄いんです。
ほとんど同じサイズのiPadAirと比較するとコンパクトさでは負けていますが、低価格でコンパクトという点に関して勝っていますよね。
T50HDの素材はCNC加工されたアルミニウムということで、強度を保ちつつ、軽いという持ち歩きにも適した素材を採用しています。
CNC加工(Computer Numerical Control Machining)とは、コンピューター数値制御技術を使用して部品や製品を加工する製造方法。
普段使いに適したチップ性能
Teclast T50HDはUnisoc T606を採用しています。高性能なチップというわけではありませんが、YouTubeでの動画視聴やカーナビとしての使用などは全く問題ないほどの性能を発揮してくれました。
ホームに戻る動作やタスク、戻るなどの操作は時々カクつくことがありますが、ほとんど問題なく素早く反応してくれます。
Antutuベンチマークスコア
Teclast T50HDのAntutuベンチマークスコアを計測してみると、27,496点という結果になりました。この点数は、Galaxy S9シリーズ(Snapdragon 845)と同じくらいのスコアになります。(iPhone Xのスコアは24万点ほどのようなので、iOSとAndroidでは完全に比較できませんが数値上では高いようです。)
実際にゲームをプレイ
ゲーム性能に関して、実際に2Dゲームのクラッシュロワイヤルをインストールしてプレイしてみました。普段はAndroidのフラグシップスマホでプレイしているのですが、それと比べて少しラグは感じるものの、問題なくプレイすることができました。
ということで軽めの2Dゲームであればほとんど問題なくプレイできる性能だということがわかりました。
T50HDのメモリ・ストレージ
T50HDはメモリ 6GB・ストレージ256GBを搭載しています。メモリは仮想メモリ拡張で14GBまで増やすことができ、ストレージもSDカードなどの外部ストレージを挿入することで1TBまで拡張することができます。
ストレージはSIMカードスロットと一緒になっており、SIMピンを使い取り外しすることができる仕組みを採用しています。
ストレージが256GBというと1600万画素の画像を約33,600枚も保存でき、FHD動画は約10時間40分保存できるほどの十分な容量になっています。
ストレージやメモリに関してはどちらも十分で問題ありませんね。
T50HDのディスプレイ
Teclast T50HDは10.95インチの 1920×1200ピクセル という解像度で、FHD解像度( 1920×1080)より少し縦長のディスプレイ を採用しています。YouTubeの1080pという解像度まで表示させることが可能になります。
使ってみた感じ、近くで見るとドットは目で見えるくらいの粗さですが、普段使いで画質が悪くて気になるというようなことはありませんでした。
ディスプレイの角はすこしカーブを描いており、本体のカーブとも統一感のあるデザインですね。
実際に使ってみると、視野角が狭いことが少し気になりました。上の画像は画面を正面からと斜めから見た画像になりますが、正面から見た際には明るくはっきりと表示してくれるものの、斜めから見ると明るさが下がり視認性が少し落ちてしまいました。
また、明るさの自動調整には非対応なので、画面が暗い時や明るい時には画面の上から下にスワイプして出てくるステータスメニューから明るさ調整をしてください。
T50HDのカメラ性能
Teclast T50HDのアウトカメラは、1300万画素 (4192×3104)のメインカメラと8万画素(320×240)の補助カメラから構成されています。補助カメラはメインカメラの性能を向上させるためのカメラということで、補助カメラ単体では使用することはできません。
メインカメラのセンサーサイズは 1/3.13” で、F値 3.0、フラッシュに対応しています。ビデオはFHD(200万画素)での撮影が可能です。手振れ補正には非対応です。
インカメラは800万画素(3264×2448)で、動画はHD(およそ92万画素)での撮影になります。センサーサイズは 1/3.94” で、F値はアウトカメラと同じF3.0になっています。フラッシュや手振れ補正には非対応です。
カメラモードについて
T50HDのカメラモードは写真と動画以外にはこのようなものがあります。
- パノラマ
- ポートレート
- プロモード
- QRコード
- ナイトモード
結構充実していて驚きました。この価格帯で、プロモードやナイトモードが搭載されている機種は数少ないですね。また撮影画面では、ワンタッチでHDRやフラッシュ、美肌効果などの機能のオンオフを切り替えることができるようになっています。
カメラを実際に使ってみる
アウトカメラ
アウトカメラはvivo X60T Pro+との比較になります。vivoのカメラ性能はスマホカメラではトップレベルの写りになります。
T50HDで撮影した写真を見てみると、解像度は高く細部まで写されている一方、色温度に差が見られます。また、センサーサイズの小ささから日中でもノイズが見られることがあります。
こちらは日中の明るい室内で撮影した写真。こちらは色温度などはほとんど問題なくいい写りをしてくれています。
インカメラ
昼の室内で撮影したインカメラの写真はこんな感じ。ノイズなどはあるものの、明るく撮影できているのではないでしょうか。タブレットでインカメラを使う機会というとオンライン通話などでカメラオンにすることくらいだと思うので明るい室内であればこちらの性能で問題ないかと思います。
カーナビとして使うととても便利だった
では筆者はこのTeclast T50HDを何に使っているかというと
車のナビとして使っているんです。GPS対応なんですよね。
まあ、車にはナビがついているのですが、筆者は車に搭載されているカーナビではなく、よく「Y!カーナビ」を使って運転しています。
実際に使ってみたのがこちら
うちには軽自動車とアルファードがあるのですが、この軽は正面にメーター類がないうえ、タブレットスタンドを倒れずに固定できる感じになっているのでこんな感じで運転席の正面にT50HDを置いてナビとして使うことができました。(アルファードは正面にメーター類があるのでそこに置くとメーターが隠れてしまいます。)
軽自動車に搭載されているモニターと比較して大きさは全然違いますし、見やすさは抜群ですね。
Teclast T50HDのレビューまとめ
- 大画面でYouTubeなどを見たい人
- 重いゲームをしない人
- カメラをあまり使わない人
- 車のナビとして使いたい人
- 電池持ちを重視する人
T50HDは低価格ながらも、大容量のバッテリーにコンパクトな本体、普段使い適したスペックのチップを採用しているコストパフォーマンスに優れたタブレットでした。また、GPSが搭載されていることから、カーナビとしても使用することができるなどYoutubeを見たりネットサーフィンをする以外にも様々な使い方ができることがわかりました。
メーカー | TECLAST |
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梱包サイズ | 29.1 x 19.5 x 5.9 cm; 530 g |
バッテリー | 8000mAh Type-C充電 |
商品モデル番号 | T50HD |
ディスプレイサイズ | 11 インチ |
解像度 | 1920×1200ピクセル |
CPUブランド | Unisoc |
CPU速度 | 1.8 GHz |
グラフィックアクセラレータ | Arm Mali-G57 1Core@650MHz |
GPUブランド | ARM |
グラフィックカード種類 | 一体型 |
通信形式 | 4G, Wi-Fi, Bluetooth |
ワイヤレスタイプ | 802.11ac |
後方カメラ解像度 | 13 MP |
前方カメラ解像度 | 8 MP |
OS | Android 14 |
商品の重量 | 530 g |
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