【スペック解説】変わりすぎてやばい!SHARPからAQUOS R9 proが登場!!国内最強クラスのカメラスペック!?
SHARPが突如、発表会を予告し迎えた10月29日。今年はフラッグシップスマホの登場はないと思われていた最中、カメラが進化しすぎているフラッグシップスマホであるAQUOS R9 proが登場いたしました!!はっきり言って今までのAQUOSとはレベチなカメラ性能を持っているので紹介していきたいと思います!!下位モデルであるAQUOS R9はこちら⇩
AQUOS R9 proの本体デザイン&ディスプレイ性能
AQUOS R9 proのカラバリはブラックのみとなっています。ここは国内市場に投入されている1インチセンサー(正確には1/0.98インチ)スマホであるXiaomi 14 Ultraと同じですね。カメラデザインもどこかXiaomi 14 Ultraを彷彿とさせる円形デザインですね。
また、AQUOS R9 proのディスプレイの性能に関しては6.7インチのPro IGZO OLED
QHD+(2K)解像度の有機ELディスプレイが搭載されており、リフレッシュレートは黒幕を挟むことで最大240Hzに対応しています。従来まであった低輝度での変色などの不具合は大きく改善されています。
AQUOS R9 proのプロセッサー(SoC)性能
AQUOS R9 proのプロセッサー(SoC)にはQualcomm製Snapdragon 8s Gen 3が搭載されています。Antutu Ver.10スコアでは約155万点と1~2世代前のフラッグシッププロセッサーであるSnapdragon 8 Gen 2とほぼ同等の性能でありながらカメラ性能を大きく左右するISP性能は、フラッグシッププロセッサーであるSnapdragon 8 Gen 3と同等と素晴らしい性能を持っています。
冷却構造にはデュアル・サーモマネジメントシステムを採用し、従来までのカメラリングからの放熱と、ベイパーチャンバーによる熱拡散の組合せで効率的に放熱することで、前作のAQUOS R8 proまではベイパーチャンバーが搭載されていなかったために大きな課題となっていたゲームプレイ時でのパフォーマンスの持続性やカメラ撮影時の発熱が大きく改善されています。
もうAQUOSだからダメとは言わせない。
強すぎるカメラ性能
今作AQUOS R9 proではAQUOS R6以来、19mmの超広角カメラのみのシングルカメラ構成で戦ってきたAQUOSシリーズから大きく路線変更し、AQUOS R5G以来のトリプルカメラ構成へと回帰しました。
AQUOS R6ではライカ社と協業し、AQUOSとしては初の1インチセンサーを搭載しカメラ性能を大きく引き上げたことで大きな注目を集めましたが、同時に作りこみの甘い点も散見され、年々ソフトウェアやカメラは改善されてはいましたが、良くも悪くもAQUOSといった印象は前作AQUOS R8 proに至るまでぬぐい切れていませんでしたが、今作AQUOS R9 proはいったいどういった進化で私たちを驚かせてくれたのか…見ていくとしましょう!
AQUOS R9 proのメインの広角カメラは前作AQUOS R8 proの19mmの超広角カメラから大幅に画角が変更され、23mmと使いやすい標準的な画角になっています。イメージセンサーに関しては5030万画素のSONYの最新フラッグシップセンサーであるSONY “LYT-900″(1/0.98インチ)を搭載しています。前作AQUOS R8 proに搭載されていた5030万画素のSONY “IMX989″(1/1.02インチ)からは一見、センサーサイズはほとんど変わっていませんが、飽和信号量が1.3倍になっていることでダイナミックレンジが向上し、論理回路部のプロセスルールが40mmから22mmになっていることで大幅に消費電力が減少しています。これ以上は長くなってしまうので説明は避けますが、とにかくLYT-900はIMX989から大幅に良くなっているセンサーだということです。それに加えて前作AQUOS R8 proでは5030万画素のうち、4720万画素相当にクロップして搭載されていたので、今作AQUOS R9 proは1インチセンサーをフルで使った写真が撮れます。F値はF/1.8と標準的な明るさで全画角のレンズにはライカのバリオ・ズミクロンレンズが搭載されているため、スマホの域を超えた描写力を持っています。また、前作AQUOS R8 proにまで非搭載だった光学式手ぶれ補正(OIS)が搭載されており、夜間でもよりブレの少ないかつ、動画撮影でもよりブレの少なく安定した撮影を行うことが出来ます。
AQUOS R9 proの超広角カメラ(13mm)には5030万画素のSONY “IMX854″(1/2.51インチ)を搭載している可能性が高いです。スペックの近いものにSONYの”IMX858″(1/2.51インチ)がありますが、IMX858はAFが全画素PDAF(2×2 OCL)となっていて、IMX854のPDAFに比べてより優れたフォーカススピードと精度を実現しています。F値はF/2.2と超広角カメラとしては標準的な明るさのレンズを搭載しています。
AQUOS R9 proの2.7倍のペリスコープ望遠カメラ(65mm)には5030万画素のSONY “IMX890″(1/1.56インチ)が搭載されています。なんとこの望遠カメラですがOPPOのOPPO Find X7 Ultraの2.7倍の望遠カメラと全く同じ部品が使われており、1/1.56インチといった望遠カメラとしてはvivoのvivo X100 Ultraや」vivo X200 Proに搭載されている2億画素のSamsung “ISOCELL HP9″(1/1.4インチ)に次ぐ大きさの化け物サイズのイメージセンサーを搭載しているため、間違いなく日本市場に進出している数あるスマホの中でもトップクラスの画質を誇るでしょう。1/3.5インチのXperia 1 Ⅵや1/3.52インチのSamsung Galaxy S24 Ultra、画角こそ5倍にはなりますが、1/3,05インチのiPhone 16 Pro Max、1/2.55インチのPixel 9 Pro XLなどを抑えて日本市場では最強の望遠カメラを搭載したスマホとなります。シングルカメラで望遠画角では最弱級と言わざるを得ないAQUOSは見る影もないようです…wF値はF/2.6と望遠カメラとしては明るめのレンズでしょうか。光学式手ぶれ補正(OIS)も勿論搭載しています。
総評として今年のAQUOS R9 proは国内市場ではXiaomi 14 Ultraと張り合えるだけのスペック番長スマホに仕上がっているといえるでしょう。(登場時期が若干遅いですが)新たに半押しフォーカス対応のXperiaなどのシャッターキーと同等の大きなシャッターキーを新搭載していたり、前作では対応ケースが必須だったカメラフィルターが本体に直付けできるようになっているのも素晴らしい点です。もうほぼカメラですね。まさかSONYのXperia以上にワクワクさせてくれるスマホが日本メーカーから出てくるとは…
AQUOS R9 proのバッテリー性能と充電速度
AQUOS R9 proは5000mAhのこのサイズとしては標準的なサイズのバッテリーを搭載しています。競合他社であるXperia 1 ⅥやiPhone 16 Pro Maxには一歩及ばないかもしれませんが、販売されている市場が少ないため、客観的なバッテリーテスト結果がわからないのため、予想にはなりますが、SoCが省電力と性能のバランスが取れた8s Gen 3を搭載しているため、1日は余裕で使えるバッテリー持ちとなっているでしょう。充電速度は36Wまでとなっており、こちらも標準的な速度といえます。
AQUOS R9 proの防塵防水性能&重量
AQUOS R9 proの防水防塵性能はIP68と水没にも対応できる安心の性能を備えています。
重量は229gとかなりの重量級スマホとなっているため、腱鞘炎などになりやすい方は注意が必要です。
AQUOS R9 proの価格
AQUOS R9 proは直販モデルとドコモモデルが12月上旬以降に販売されますが記事執筆時点では価格は未定となっています。(判明次第、追記します。)
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