【実機レビュー】4万円台で買える最強スマホ?OPPO Reno 13 A 徹底検証!


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今回紹介するもの


今回は、OPPOが6月26日に発売した最新ミドルスマートフォンのOPPO Reno 13 Aを購入したので紹介していきたいと思います!
スペック表
まず最初に、今回紹介するOPPO Reno 13 Aのスペックと前作のReno 11Aのスペックについて比較していきたいと思います。
スペック | OPPO Reno 11 A | OPPO Reno 13 A |
---|---|---|
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OS | ColorOS 14 (ColorOS 15にアプデ可能) | ColorOS 15 |
チップ | Dimensity 7050 | Snapdragon 6 Gen 1 |
メモリ | 8GB (仮想メモリで最大16GB) | 8GB (仮想メモリで最大16GB) |
ストレージ | 128GB (microSDで最大2TB) | 128GB (microSDで最大1TB) |
カメラ | 64MP+8MP+2MP インカメラ 32MP | 50MP+8MP+2MP インカメラ 32MP 光学式手ぶれ補正 OIS |
防水・防塵 | IP65 | IP69 |
バッテリー・充電速度 | 5000mAh 67W | 5800mAh 45W |
その他 | 生成AI機能 | MIL-STD-810H OPPO AI |
1.内部のチップがDimensityからSnapdragonに変更
まず最初に内部のチップセットの違いから見ていきます。
今回発売されたOPPO Reno 13 Aでは、前作のReno 11 Aで採用されていたMediaTek製のチップからQualcommのSnapdragonに変更されています。
OPPO Reno 9 AまではSnapdragon 695が採用されていたので、再びQualcomm製のチップに回帰した形となります。
2.カメラの画素数低下&待望のOIS搭載へ
続いてカメラ面についてみていきます。
今回のOPPO Reno 13 Aは前作のReno 11 Aと比較してメインの広角カメラの画素数が6400万画素から5000万画素へと低下しています。
しかし画素数はやや低下したものの、これまでReno Aシリーズのユーザーから強く望まれていたOIS(光学式手ぶれ補正)が新たに搭載されました。
その結果夜間の暗い場面での撮影能力がアップしたということで、これまで以上にカメラを活用できるスマホとなりそうです…!
3.熱湯にも耐えられる!?耐久性が大幅にアップ!
最後は耐久性についてみていきます。
OPPO Reno 13 Aでは、Reno 11 Aと比較して防水等級がIP65からIP69へと大幅にアップしました。
ちなみに防水等級の違いを表にするとこんな感じです。
等級 | 強さ |
---|---|
IPX5 | いかなる方向からの水の直接 噴流によっても有害な影響を 受けない |
IPX6 | いかなる方向からの水の強い 直接噴流によっても有害な影 響を受けない |
IPX7 | 規程の圧力、時間で水中に沒 しても水が浸入しない |
IPX8 | 水面下での使用が可能 |
IPX9 | ドイツ規格で定められた高温・高圧水・スチームジェット洗浄に対する保護規定 |
ということで上の表を見ていただければ分かる通り、高温の水やスチームジェットでしか出せないような高水圧の水に対して耐えることができます。
実際に公式の発表会では、水中撮影もできるということで実演も行われていたぐらいですから相当な自信が垣間見えます…!
ただ注意点として海水には対応していないので注意です…..(海に入れちゃうと塩で普通に壊れるかも…?)
デザインについて
ではまずデザインから軽くみていきたいと思います。


まずは背面からです。
今回のOPPO Reno 13 AはReno 11 Aの時のパープルのようにギラギラすることなく落ち着いた感じのデザインとなっています。
ちなみにこの記事では”ライトブルー”をレビューしていますが、他にも”ルミナスネイビー”や”チャコールグレー”といったカラーもあります。
(ルミナスネイビーに関してはカメラの周りがキラキラ光る仕様に…!)


続いてディスプレイ側について見ていきます。
画面については特にエッジディスプレイになっていることもなく普通のフラットディスプレイとなっています。


ただ…今回のReno 13 AはReno 11 Aと比較してディスプレイ占有率が若干低下しているのもあって下顎が少し目立ちます….
サイズについて
ではここからは本体のサイズ感について見ていきたいと思います。


まず縦のサイズ感から見ていきたいと思います。
今回のOPPO Reno 13 Aは縦幅が約162mmとなっています。
ちなみに前作のOPPO Reno 11 Aも縦幅が約162mmなので縦のサイズ感としては特に何も変わりません。


それでは次に横のサイズ感についても同じように見ていきます。
横幅は約75mmとなっています。
こちらも前作のOPPO Reno 11 Aと同じということなので特に全体としてサイズ感には特に変更はありません。
実際に持ってみた感じ


実際に手に持ってみるとこのような感じになります。
自分自身そこまで手が大きいわけではないのですが、特に持ちにくいなどといったことはなくしっかりホールドすることができています。


ただやはり画面のサイズが大きい分縦のは長いので、画面の真ん中より上の項目についてはなかなか片手ではタップすることができません…


ただこの点に関しては、ColorOSの独自機能のプルダウンジェスチャーを使用すれば、画像のようにアイコンをギュッと寄せることができるので特に問題はないと思います。
Antutu ベンチマークのスコアと結果について
ではここからはAntutuベンチマークでのスコア結果についてみていきたいと思います。


スコア結果は604086点ということでほぼ60万点という結果になりました。
このOPPO Reno 13 Aが搭載しているsocがSnapdragon 6 Gen 1なので妥当といったところでしょうか….
また同時期に発売されたGalaxy A36には、このReno 13 Aよりも新しいSnapdragon 6 Gen 3が搭載されているのですが、そちらに関してもAntutuベンチマークの結果が約600000点となっているので、特に動作感に違いはないはずです。
ちなみにAntutu 600000点は目安で表すと”ミドルレンジ“に値します。
なので軽いゲームしかしないといった方や、SNSぐらいしか使わない!といった方におすすめです。
普段使いのパフォーマンスはどう?(ゲーム検証など)
ではここからは普段使いのパフォーマンスはどうなのかについてSNSや軽いゲームなどで検証していきたいと思います。
SNS1.Twitter/X


パフォーマンス検証まず最初はSNSアプリのTwitter/Xです。
こちらに関しては思いっきりスクロールをしてもカクツキなどはあまりなく快適に使うことができました。
(自分の環境ではメディアのプレビューをオフにしています。)
よくレスポンスが悪いと言われるAndroid版のTwitterですが、普段使いする上では特に問題ないと思います。
SNS2.Tiktok


続いては使っている人も多いであろうショート動画アプリのTiktokです。
こちらもTwitter/X同様にスクロール時のアニメーションもスムーズで、動画の切り替え時に発生しがちな一瞬の読み込み待ちもほとんど感じませんでした。
コメント入力やいいねの反応もキビキビしていて、全体的に軽快な操作感です。
このあたりはSoC(CPU)の性能やOSの最適化がしっかり効いている印象で、日常的なショート動画視聴用途には十分なパフォーマンスと言えます。
では続いてはゲームアプリについて検証していきます。
ゲーム1.Roblox


まずゲーム1つ目は世界中でプレイされている”Roblox”です。
このゲームはさまざまな人が作成したゲームをプレイできるプラットフォームなのですが、基本的にどれも3Dなのでゲームの内容によってはかなりのグラフィック性能が必要となってきます。
そんな中このReno 13 Aで実際にプレイをしてみたのですが、特にもたつきを感じることなく快適にプレイすることができました。
(グラフィックの品質は自動にしてあります。)
しかしゲームをしていて1つ感じたのが本体の発熱です。
ゲームをして数十分経過すると本体の背面がかなり発熱をしてきます。
一応公式サイトには大型のベイパーチャンバーを採用していると書かれているのである程度発熱には強いはずですがかなりの量発熱します…
長時間グラフィックを多用するゲームなどをする際は発熱などに気をつけた方が良さそうです…!
ゲーム2.ツムツム
続いてツムツムについてみていきます。
ツムツムに関しては正直…今まで触ってきたAndroidスマホの中で一番相性がいいです…!


上記のGIF画像を見ていただければわかると思いますが、スキル発動時のアニメーション&スキル効果を使用していても全くかくつくことなく快適にプレイすることができています。
正直今まで使ってきたAndroidスマホでは、フィーバー突入時に画面が一瞬フリーズしたり、リフレッシュレートがおかしくなったりでまともにツムツムをプレイできる端末がなかったのでとても驚きました。
ツムツムをガチでやっている人にも全然おすすめできそうです…!
カメラについて(作例など)
ではここではカメラについてみていきます。


カメラ構成は以上のようになっています。
一応トリプルカメラ構成ですが、マクロカメラに関しては正直おまけ程度なので事実上デュアルカメラ構成のような感じです。
ではここからはいくつかの作例も紹介していきます。




まずは明るい室内で撮影した犬の画像からです。
どちらもオートで適当に撮影したのですが綺麗に撮れているのではないかと思います。
実際に写真をズームしてもみても毛並みの表現など細かいディテールが潰れていたりはしていないので明るいところであれば綺麗な写真が撮影できます。




続いては両方とも屋外(オート)で撮影した写真です。
右側の黄色の花の写真に関してはすごく綺麗に撮れていいますが問題は左側の写真です…
左の写真は梅雨の時期に雨上がりの空を撮影した写真なのですが、HDR性能が弱いのか空がすごく白飛びしています….
ちなみにこれ以外にも3枚ほど同日に空を写した写真を撮影したのですが、どの写真も空が白飛びしてしまっていました….
しっかり空にピントを合わせるなどできることは全てしましたが白飛びをしてしまっていたのでもしかするとHDR性能がすごく弱い可能性もあります…
実際の写りが気になる方はぜひ家電量販店などで試してみてください。
AI機能について 写真関連の機能がすごい!
ここではOPPO Reno 13 Aに搭載されているOPPO AIを用いて使用することのできるAI機能について詳しくみていきます。
1.AI返信機能
まずはAI返信機能についてです。
この機能はその名前の通り、ラインやメッセージなどの返信をAIが考えてくれる機能となっています。
ということでここからは実際に使用していきたいと思います。


今回はGoogleのメッセージアプリ内にて使用することができるGeminiとの会話でAI返信機能を使用してみていたいと思います。


使い方はとても簡単です。
1.サイドバー(要設定)を表示させる。
2.サイドバー内のAI返信をタップする。
3.提案された返信から返信を選択する。
以上の3ステップで使用することができます。
しかし…やはりAIですので当てにならない返信の提案といったものもあります。
そういった時は….


このように自分である程度内容を打ち込むことで、その内容を元に返信の内容を考えてくれます。
2.写真の反射除去機能
ではここからはOPPO AIで使用することができる写真関連の機能について紹介していきます。
まずは写真の反射除去機能です。


まずはこのグランフロント大阪の建物内から外の渡り廊下を撮影した画像に反射している自分の白いシャツを除去していきたいと思います。


1.まずは反射を除去したい写真を開いて、画面の下部の編集をタップします。
2.その後一番左のAIエディターという項目をタップします。
3.AIエディターを開いた後に一番右の反射除去をタップします。
この簡単な3ステップで写真に反射したものを除去することができます。


そしてこちらが上記ステップで反射を除去した写真です。
見比べるとガラス面に反射していた自分の白いシャツが完全に消えるわけではありませんが、だいぶ薄くなっているのがわかります。
個人的には電車の窓越しに撮影した写真などに対してすごく役立ちそうな感じです。
3.写真の消しゴム機能
では次に上記の反射除去に加えて写真に写り込んでいる人を消しゴム機能で消していきたいと思います。


こちらについても反射除去と同じように
1.人を消したい写真を開いた状態で編集をタップ
2.一番左のAIエディターをタップ
3.左から2個目のAI 消しゴムをタップ
以上の簡単3ステップで使用することができます。


そして人を削除した結果がこちらです。
アップにしてみると床の模様であったりエスカレーターなどに若干の不自然感はありますが、それにしても綺麗に除去することができています。
正直4万円台のスマホでここまですることができるのかといった感じで、これに関しては驚きです…!
OPPO Reno 13 Aのまとめ
では最後にOPPO Reno 13 Aのまとめをしていきたいと思います。
まずは使ってみて良かったところからです。
- 電池持ちがすごくいいところ!
- この価格帯でAI機能をフルに使える!
- IP69 & MIL規格で衝撃などに強い!
次に少し良くないかなと感じたところです。
- カメラの品質はイマイチ…(特に手ブレへの耐性が弱い)
- ゲームをした時の発熱が気になる….
全体的には悪いところよりも良いところの方が目立つので、誰にでもおすすめできるスマホなのではないかと思います。


本体の価格も48800円ということで、ハイエンドスマホほどの性能はいらないけどもある程度安くでAI関連の機能を使ってみたい!という方は買ってみてはいかがでしょうか?
※もしももう少し安く本体を手に入れたいのであればフリマアプリで探すのがおすすめです。
各キャリアが乗り換え特典で破格でReno 13 Aを販売しているというのもあり、フリマアプリでは新品が35000円ほどで購入できるので気になる方はチェックしてみてください…!
同価格帯のスマホと比較!
では最後にOPPO Reno 13 Aと同価格帯のスマホと比較をしていきたいと思います。
Galaxy A36 (50490円)


まずは同じく今年発売のsamsungの最新ミドルスマートフォンのGalaxy A36と比較をしていきます。
最初はスペックの違いからです。
性能/機種名 | OPPO Reno 13 A | Galaxy A36 |
---|---|---|
画像 | ![]() ![]() | ![]() ![]() |
soc | Snapdragon 6 Gen 1 | Snapdragon 6 Gen 3 |
メモリ | 8GB | 6GB |
ストレージ | 128GB | 128GB |
ディスプレイ | 6.7インチ (FHD+) | 6.7インチ (FHD+) |
カメラ | アウト:50MP+8MP+2MP イン:32MP | アウト:50MP+8MP+5MP イン:12MP |
バッテリー | 5800mAh | 5000mAh |
その他機能 | eSIM IP69 OPPO AI | eSIM IP68 Awesome Intelligence 6世代OSアップデート |
長期的な使用ならGalaxy A36!
最近では、スマートフォンの高価格化が進み、同じスマホを長く使うといった方が増えてきているのもありOSアップデート期間というのがスマホ選びの理由の1つとなりつつあります。
そんな中今回比較している、Galaxy A36は6世代間のOSアップデートが保証されています!
(Android 15 – Android 21まで)
対してOPPO Reno 13 Aは今までのReno Aシリーズ通りだとおそらく最長でも“Android 17“までのアップデートとなります….
またアップデート期間以外にも性能には大差ありませんが、Galaxy A36にはOPPO Reno 13 Aよりも新しい、”Snapdragon 6 Gen 3“というsocが搭載されています。
Snapdragon 6 Gen 3は6 Gen 1と比較をして、CPUのクロック数とAI性能が向上しているため、今後数年間にわたっては特に問題なく使用することができます。
そのためもしも長期的に使用する予定があるのであれば圧倒的にGalaxy A36をおすすめします。
(ただメモリ6GBが結構ネックになるかも…)
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