OnePlus Padの評判を徹底比較してみた|iPad Airや旧モデルとどう違う?

OnePlus Pad、あまり日本では聞きなれないタブレットですが、最新機種のOnePlus Pad3 はiPad Airに代わる性能なのでしょうか。この記事では、スペック、価格、そして気になる安全性やサポート体制を徹底的に比較していきます。
OnePlusとは|新興メーカーながら急速に評価を高めている理由
OnePlusはどこのメーカー?BBK傘下・Oppoの兄弟ブランドの実態

OnePlus(ワンプラス)というブランドは、日本の一般的な家電量販店の店頭ではまだ馴染みが薄いかもしれません。しかし、世界のガジェット愛好家の間では「革新」と「コストパフォーマンス」の象徴として知られています。創業以来、OnePlusは「Never Settle(妥協しない)」を掲げ、AppleやSamsungと同等の性能を持ちながら、より手頃な価格で提供する戦略でファンを増やしてきました。
OnePlusの背後には、中国の巨大テクノロジー企業であるBBK Electronicsの存在があります。BBKは、世界的なスマートフォン市場でシェアを持つOppo(オッポ)、Vivo(ビボ)、Realme(リアルミー)を傘下に持つ大企業です。OnePlusはOppoと兄弟ブランドの関係にあり、開発部門や部品の調達を共有しています。これにより、Oppoが持つ生産能力や高度なカメラ技術が、OnePlus製品にも惜しみなく投入されているのです。
日本市場において公式には「未上陸ブランド」ですが、20代から30代のデジタルネイティブ層を中心に、AmazonやAliExpressを通じて並行輸入で購入する人が増えています。その理由は、Android OSをベースにしつつ、極めて高速で滑らかな動作とカスタマイズ性を誇る独自のシステム「OxygenOS」への信頼があるからです。
特にタブレット市場では、長らく「iPad一強」の時代が続いていました。しかし、OnePlus Padシリーズは、高級感のあるデザイン、iPad Proに匹敵する画面性能、そして圧倒的な急速充電技術を搭載しながら、iPad Airよりも安価な価格設定を実現し、「Androidタブレットの新たな基準」として注目されています。
「OnePlus Pad」はiPad Airに代わる性能なのか

タブレット市場において、これまではiPad Airが多くの人にとっての「最適解」でした。しかし、2025年、OnePlus Pad 3の登場がその常識を変えようとしています。
OnePlus PadがiPad Airの強力なライバルとなる最大の理由は「価格対性能比の高さ」にあります。iPad Airは高性能なチップを搭載していますが、画面の滑らかさを決めるリフレッシュレートが60Hzに留まっています。これに対し、OnePlus Pad 3は144Hzというゲーミングモニター並みの滑らかな画面を搭載しており、スクロールやゲームの動きが段違いにスムーズです。
さらに、OnePlus Padは最新のAndroid向け最高峰チップ「Snapdragon 8 Elite」を搭載し、メモリや保存容量もiPad Airの倍以上を標準搭載しています。同じ予算、あるいはより安い価格で、iPad Airでは得られない「Pro級」の体験(144Hz画面、8スピーカー、超急速充電)が手に入る。この事実が、ブランドよりも実利を重視する賢明な消費者に響いているのです。
中国系メーカーだからこその懸念|セキュリティ・サポート・サービスの本当のところ
魅力的なスペックの一方で、購入を迷わせる要因が「中国メーカー製であること」の不安でしょう。
セキュリティ面において、OnePlusはEUの厳格なデータ保護規則(GDPR)などへの準拠を公式に表明しています。搭載されているOxygenOSは、Androidの標準的なセキュリティ機能を備え、定期的なセキュリティ更新も約束されています。一般的なエンターテインメント用途やクリエイティブ用途であれば、過度な心配は不要と言えるでしょう。
しかし、現実的な課題は日本国内のサポート体制です。OnePlusは日本に公式拠点がないため、万が一故障した際の修理対応が難しくなります。Amazonなどで購入すれば販売店の保証がついている場合もありますが、メーカー公式の修理サービスを日本国内で受けることはできません。この「壊れたら修理が大変」というリスクと、「それでも得られる高性能と安さ」をどう天秤にかけるかが、購入の分かれ目となります。

OnePlus Pad全モデル|Pad 3・Pad 2・Pad Proを徹底比較
OnePlusのタブレットにはいくつかのモデルが存在します。ここでは最新のフラッグシップ「Pad 3」、クリエイター向けの「Pad 2 Pro」、そしてコスパ重視の「Pad Lite」について解説します。
OnePlus Pad 3(最新)の特徴|iPad Air第6世代との実機対比
最新モデルOnePlus Pad 3の実力を、iPad Airと比較しながら見ていきましょう。
| 項目 | OnePlus Pad 3 (Global) スペック |
| チップ (SoC) | Snapdragon 8 Elite (最新ハイエンド) |
| ディスプレイ | 13.2インチ 3.4K液晶 (2400 x 3392) |
| リフレッシュレート | 最大144Hz |
| メモリ (RAM) | 12GB (標準) |
| ストレージ | 256GB / 512GB |
| バッテリー | 12,140 mAh |
| 充電速度 | 最大67W/80W (地域による) SuperVOOC |
| スピーカー | 8スピーカー |
画面|OLED有機ELではなくLCDだが、色再現性は?
OnePlus Pad 3は有機ELではなく、13.2インチのIPS液晶パネルを採用しています。しかし、これは単なるコストダウンではありません。3.4Kという非常に高い解像度と、144Hzの滑らかな表示、そして鮮やかな色表現が可能です。実際に映像を見ると、色の階調が豊かで、iPad Airの液晶画面と比較しても非常に美しいと感じられるはずです。
ただし、真っ暗な部屋で映画を見る際などは、有機ELのような「完全な黒」の表現には及びません。一方で、液晶は「焼き付き」の心配が少なく、長時間同じ画面を表示する作業には向いているというメリットもあります。
性能|Snapdragon 8 Elite搭載、実際のゲーム・動画編集での体感速度
このタブレットの心臓部には、Qualcommの最新チップ「Snapdragon 8 Elite」が搭載されています。これはAndroidタブレットとして現存する最高の処理能力を意味します。
動画編集アプリでの書き出しや、高負荷な3Dゲーム(原神やゼンレスゾーンゼロなど)においても、iPad Airに匹敵、あるいは凌駕する快適さを提供します。また、強力な冷却システムを備えているため、長時間ゲームをしても熱で性能が落ちにくいのも大きな特徴です。
カメラ|iPad Airとの画質比較
カメラ性能に関しては、iPad Airに軍配が上がります。OnePlus Pad 3のカメラはドキュメントのスキャンやメモ代わりの撮影には十分ですが、ビデオ通話や作品撮影にはiPad Airの方が高画質で高機能です。特にiPadの「センターフレーム」のような、被写体を自動で追いかける便利な機能は搭載されていません。
スピーカー|8スピーカー搭載で音の迫力
音質に関しては、OnePlus Pad 3の圧勝と言えます。iPad Airが2つのスピーカーでステレオ再生を行うのに対し、OnePlus Pad 3はなんと「8つのスピーカー」を搭載しています。
低音の響きや音の広がりが段違いで、映画を見たり音楽を聴いたりする際の没入感は素晴らしいものがあります。外部スピーカーなしでも十分に迫力あるサウンドを楽しめます。
OnePlus Pad 2 Proのクリエイター向けスペック|ペンサポート・軽さの検証
「OnePlus Pad 2 Pro」は、主に中国市場などで展開されているモデルで、グローバル版Pad 3のベースとなった製品です。スペックはほぼ共通ですが、より大容量のメモリ構成などが選べる場合があります。
| 項目 | OnePlus Pad 2 Pro スペック |
| チップ (SoC) | Snapdragon 8 Elite |
| ディスプレイ | 13.2インチ 3.4K液晶 (144Hz) |
| メモリ (RAM) | 最大16GB |
| ストレージ | 最大512GB / 1TB (構成による) |
| ペン対応 | OnePlus Stylo 2 (ハプティクス対応) |
| 重量 | 約675g |
クリエイターにとって重要なのはペンの性能でしょう。専用の「OnePlus Stylo 2」は、16,000段階の筆圧検知に対応し、書くときに振動で紙のような摩擦感を再現する機能を持っています。これはApple Pencil Proに似た先進的な機能で、ツルツル滑るガラス面でも描きやすい工夫がされています。
ただし、イラストアプリごとの書き味の調整(最適化)については、やはりiPadとApple Pencilの組み合わせが業界標準であり、プロのイラストレーターが仕事道具として選ぶならiPadの方が無難かもしれません。
OnePlus Pad Liteのコスパ検証|M10 Lenovoとどちらが買い?
予算を抑えたい方には、エントリーモデルの「Pad Lite」(地域により名称が異なる場合があります)も選択肢に入ります。
| 項目 | OnePlus Pad Lite スペック |
| チップ (SoC) | MediaTek Helio G100 (またはG99) |
| ディスプレイ | 11.0インチ (1920 x 1200) |
| リフレッシュレート | 90Hz |
| メモリ (RAM) | 6GB / 8GB |
| バッテリー | 約9340 mAh |
| 充電速度 | 33W SuperVOOC |
競合となるLenovoの安価なタブレットと比較すると、OnePlus Pad Liteは画面が90Hzで少し滑らかに動く点や、充電速度が速い点で優れています。
動画を見たり、ウェブサイトを見たりする普段使いなら、動作のサクサク感でOnePlus Pad Liteの方がストレスなく使えるでしょう。「安くても快適に使いたい」というニーズにしっかり応えてくれる一台です。
OnePlus Pad vs iPad Air|選ぶべき判断基準
仕事も遊びも一台でこなしたい。でも予算は限られている。そんなあなたがチェックすべきポイントを整理しました。
スペック・価格・サポートの完全比較表
| 項目 | OnePlus Pad 3 (Global) | iPad Air 13 (M2) | 比較のポイント |
| SoC | Snapdragon 8 Elite | Apple M2 | どちらも超高性能。OnePlusはゲームの持続性に優れます。 |
| 画面の滑らかさ | 144Hz | 60Hz | 決定的な差。OnePlusの方が圧倒的にヌルヌル動きます。 |
| メモリ/容量 | 12GB / 256GB | 8GB / 128GB | 同じ価格帯ならOnePlusの方が容量もメモリも倍です。 |
| スピーカー | 8スピーカー | 2スピーカー | 音の迫力はOnePlusの圧勝です。 |
| 充電速度 | 67W (超急速) | 約30W | OnePlusは1時間ちょっとで満タンになります。 |
| 参考価格 | 約8.5万〜10万円 | 128,800円〜 | OnePlusの方が3〜4万円ほど安く手に入ります。 |
| 国内サポート | なし (販売店保証のみ) | Apple Storeあり | iPadの圧倒的優位性。故障時の安心感はAppleです。 |
日本国内での購入方法による価格差|Amazon・AliExpress・オンライン直販
OnePlus Pad 3は家電量販店では買えません。「輸入」が必要です。主な3つのルートを紹介します。
AliExpress(アリエクスプレス)
とにかく安く買いたい人向けです。セール時には6〜7万円台で買えることもあります。ただし、配送に時間がかかり、トラブル時の対応も英語になるため、慣れている人向けです。
Amazon.co.jp(マーケットプレイス)
少し割高(9〜11万円程度)になりますが、Amazonの倉庫から発送されるものならすぐに届き、万が一の返品対応もAmazon経由でできるため安心感があります。初心者にはこのルートがおすすめです。
海外ECサイト
公式サイトなどからの転送購入です。確実に正規品が手に入りますが、手続きが複雑なため上級者向けです。
iPad Airにはない「OnePlus Padの強み」3つ
Open Canvasによる「真のマルチタスク」
OnePlus独自の「Open Canvas」機能は、画面分割の常識を覆します。3つのアプリを同時に立ち上げ、画面の外にはみ出させて配置し、スワイプで瞬時に切り替えることができます。狭苦しさを感じずに複数の作業を同時にこなせる、非常に実用的な機能です。
7対5という「魔法のアスペクト比」
画面の縦横比が7:5になっており、これはA4用紙の比率に近いです。電子書籍で漫画や雑誌を見開きで読んだり、書類を表示したりする際に、余白が少なく画面いっぱいに表示できるため、非常に読みやすいです。
圧倒的な充電速度
朝起きて充電し忘れていても、支度をしている数十分の間に1日使える分まで充電が終わります。この速さは一度体験すると戻れない快適さです。
「OnePlus Padを買わない方がいい人」の3つの特徴
逆に、以下の人にはiPad Air(またはiPad Pro)を強くおすすめします。
クリエイティブ系「プロアプリ」が必須な人
『Procreate』などのiPad専用イラストアプリや、特定の動画編集ソフトを使いたい人は、iPad一択です。Androidには同じアプリがない場合があります。
Apple製品で身の回りを固めている人
iPhone、Mac、Apple Watchを使っているなら、iPadとの連携(エアドロップやコピー&ペーストの共有など)の便利さは捨てがたいでしょう。OnePlus Padはその輪に入れません。
将来売る時の値段(リセールバリュー)を気にする人
iPadは数年使っても高く売れますが、OnePlusなどのAndroidタブレットは中古価格が下がりやすい傾向にあります。実質的なコストで考えると、iPadの方が安く済む場合もあります。
OnePlus Padのセキュリティ・サポート体制|本当に安全か?
Android 14/15搭載によるセキュリティ評価|iOSとの比較
OnePlus Pad 3には最新のAndroidベースのOSが搭載されており、セキュリティ機能も強化されています。メーカーも長期間のセキュリティ更新を約束しているため、普通に使っている分にはウイルスなどの心配は少ないでしょう。
ただし、iPhoneのようにアプリの審査が厳格なApp Storeのみを使うわけではないため、怪しいアプリを自分で入れないようにする等の自衛は必要です。
日本国内でのアフターサービス実態|故障時・不具合
ここが最大の弱点です。日本国内にOnePlusの公式修理センターはありません。
もし故障した場合、Amazon等の販売店に相談するか、自分で海外へ発送して修理を依頼することになります。これには手間と時間がかかります。「壊れたら買い替える」くらいの割り切りができる人か、自分でトラブルに対処できる人でなければ、国内サポートが充実しているiPadや他の国内メーカー製タブレットを選んだ方が無難です。
結論|OnePlus Pad 3は誰のための「正解」か
OnePlus Pad 3は、全員におすすめできるタブレットではありません。
しかし、「iPad Airの60Hz画面に10万円も出したくない」「人とは違う高性能なガジェットを使いたい」「新しいマルチタスク体験をしてみたい」という20代・30代の方にとっては、期待以上の満足感を与えてくれる最高の相棒になるでしょう。
買い
- ゲームや画面の滑らかさを最優先する人
- 新しいガジェットを試すのが好きで、多少のトラブルも楽しめる人
- Androidスマホを使っている人
待ち
- 国内サポートがないと不安な人
- Oppoなど関連ブランドから日本向けモデルが出るのを待ちたい人
見送り
- iPad専用のアプリを使いたい人
- Apple製品の連携機能を重視する人
- 数年後に高く売りたい人


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