カメラスマホの王様、OPPO Find X7 Ultraをレビュー

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OPPOのフラグシップ、Find X7 Ultraを購入しました。
カメラ中心に触ったので書いていきます。

すなっぷ

X(旧twitter) @snadram1

Find X7 Ultra 外観・付属品

今回購入したものはOPPO Find X7 Ultraのブラック、12/256のモデルです。
カメラ周りはガラス、その下部はレザー仕上げのツートーン構成となっています。
ブラックは全体的に非光沢仕上げとなっているためケース未着用でも指紋がつきにくくなっています。

Find X7シリーズからはOnePlusに搭載されているアラートスライダーが逆輸入されています。
アラートスライダーを切り替えることでマナーモードのオンオフ、それに加えて新たに追加されたVIPモードのオンオフも行えます。

Vipモードは、Find X7 Ultraから搭載された強力なセキュリティチップを用いてカメラ、マイク、位置情報を遮断しセキュリティ・プライバシーを強力に保護してくれるといった機能です。


続いて、付属品を見ていきます。

  • 100W 対応 急速充電器 (残念ながら日本では80Wまで)
  • USB-C to USB-A のケーブル
  • シリコンケース
  • 取説などの紙、SIMピン

OnePlus 12は真っ赤な箱に入っていましたが、OPPO Find X7 Ultraは黒い箱に入っています。

スペック

スペックは以下の表に示します。
さすがSnapdragon 8Gen3を搭載したフラグシップスマホといった感じで
モリモリの構成です。
また、同じカメラのアルゴリズムを搭載し、先行して販売されているOnePlus 12のカメラ構成からかなり強化されています。

OPPO Find X7 Ultra (PHY110)
Soc Snadpdaragon 8Gen3
RAM/ROM構成12GB + 256GB, 16GB + 512GB,
16GB + 1TB, 24GB + 1TB
RAM: LPDDR5X, ROM: UFS4.0
バッテリー 100W 有線 (SuperVooc 100W充電器必須)
50W ワイヤレス充電(純正必須)

18W (USB-PD) 5000mAh
ディスプレイ6.82 インチ AMOLED(エッジディスプレイ)
QHD+(3168×1440), 510PPI
LTPO対応 (1-120Hz)
最大4500nit(日常では1600nit)

手動で800nit
カメラ 超広角: 5000万画素 f/2.0 14mm (123°) 1/1.9 (LYT-600)
広角: 5000万画素 f/1.8 23mm + OIS 1/1 (LYT-900)

望遠: 5000万画素 f/2.6 72mm + OIS 1/1.56 (IMX890)
望遠: 5000万画素 f/4.3 135mm + OIS 1/2.51 (IMX851)
サイズ[mm]縦×横 : 164.3 × 75.8
厚み : 9.15
重さ221g
防水性能IP68

ディスプレイ

Find X7 UltraはOnePlus 12と同様のピーク4500nit、WQHD+のAMOLEDディスプレイが採用されています。

日常での最大輝度は1600nitと高い仕様になっており、晴れた日の屋外でも視認性が高く、発色が良いです。ベゼルは細くも太くもない、普通といった感じであまり気になりません。

ディスプレイには3つの色モードがあり、それぞれ必要に応じて色温度を変えることもできます。

また、ディスプレイ中央に画面内指紋認証のセンサーが埋め込まれてます。
認証の精度は非常に高く、中央よりのため片手で操作している時も認証しやすいです。
生体認証は指紋認証の他に顔認証に対応しています。

中国版Color OS は日本語対応

OPPO Find X7 Ultraは現時点では中国限定発売のスマートフォンであるため
中国版のColor OSがインストールされています。

先日発表されたXiaomi 14 UltraのHyper OS(中国版)やMeizuのFlyme OSなどとは異なり、
デフォルトの状態で日本語を使用することが可能です。

Googleサービスを使用する場合は、apk pureなどからPlay Storeをダウンロードしてインストールする必要があります。

二台のペリスコープ

OPPO Find X7 Ultraは1インチセンサーを搭載しながら、
ペリスコープ望遠を何と二つも搭載しています。
2.7~5.9倍の撮影に1/1.56インチのIMX890望遠を使用し、
6倍以降をIMX858の望遠を使用するといったかなり贅沢な仕様となっています。

強力な望遠のおかけで、このようにして非常に解像感の高い写真を撮影することができます。

3x 放射輝度フィルター使用
6x 放射輝度フィルター使用

夜景も6倍用にペリスコープを用意しているが故に画質を落とさず撮影することが可能です。

3倍 オート
6倍 オート

また、高い倍率でも綺麗に撮影することができ、
微妙に画角が異なりますが、OnePlus 12とFind X7 Ultraで撮り比べた際、
Find X7 Ultraの方が解像感が生きているなと思いました。

OPPO Find X7 Ultra 300mm (13.3倍)
OnePlus 12 233mm (10倍)

HasselBlad監修のフィルタ機能

OnePlus 12の記事でも書きましたが、OPPO・OnePlus はHasselbladと連携しており、
その連携の一環として3つのフィルターが追加されています。

これらのフィルターを撮影時の状況に応じて使い分けるとより雰囲気の良い写真を撮影することができます。時と場合によっては彩度が高すぎる写真になってしまうので注意が必要です。

新実装されたマスターモード

OnePlus 12にも実装されている機能ですが、Find X7 Ultraにはマスターモードという機能があります。この機能は撮影時の色味を調整できるオートモードのような機能となっています。

調整できる項目は 彩度、コントラスト、シャープネス、ビネット です。
プロモードが統合されているので、設定をオートからプロに切り替えるとより細かい調整が可能になります。

マスターモードを使用して写真を撮ることで、
このように彩度を抑え、明るすぎない非常に落ち着いた写真を撮ることもできます。

オートモード
マスターモード

OPPO Find X7 Ultra 作例

続いて、OPPO Find X7 Ultraで撮影した作例を紹介していきます。
キャプションに撮影した画角など詳細を記述しておきます。

6倍 ポートレートモード
3倍 放射輝度フィルター使用
1.5倍
1倍
3倍 ポートレート 静けさフィルター使用
6倍 静けさフィルター
3倍
3倍
6倍 ポートレート
6倍 静けさフィルター使用
6倍
6倍
0.6倍 静けさフィルター使用
6倍 静けさフィルター使用
10倍 静けさフィルター使用
1倍 放射輝度フィルター使用

Find X7 Ultra 星空作例

前にvivo X90 Pro+の記事でも言及したことがありますが、最近のスマートフォンでは設定や機能をうまく使用すると星空を撮影することができます。

Find X7 Ultraは、IMX989から飽和信号量が増加し、ノイズが改善されたLYT-900を搭載しているため、vivoのような星空撮影に特化したアルゴリズムがなくてもポテンシャルは十分あると思われます。実際に星空がよく見える場所にいって撮影してきたので撮影方法や作例をまとめます。

そこそこ暗いところ

はじめに、天の川が見えるほどではないが、暗くて星がよく見える場所で撮ってきた作例を公開します。撮影場所はアニメゆるキャンでお馴染みの本栖湖キャンプ場周辺です。

今回は、明るい星が少ない時間に撮影を行いましたが、そこそこ星が写っていて富士山の解像感も申し分ないなといった印象です。vivo XやPixelのような星空モードがついておらず、マスターモードのプロを使用して撮影を行なっていますがかなりいい感じに撮れたなといった印象です。

1倍 シャッタースピード 25s, ISO 2000

かなり暗いところ

続いてはかなり暗い天の川が肉眼で見えるところでの作例です。

春になり、天の川が登り始めたので天の川を撮影してきました。
こちらが作例です。
こちらもマスターモードのプロを使用して撮影したものです。
この画像はFind X7 Ultraのギャラリー内で表示される写真となっています。

Raw現像したものを次に載せておきます。

こちらがRaw現像を行ったものです。
スマホ版のLightroomで4、5分かけて編集したものです。
天の川がしっかりと写り、灯台のディテールも保持されています。
vivo Xのような星空撮影に特化したモードはありませんがしっかりと撮影することができました。

1倍 シャッタースピード 30s ISO 3200

また、他の画角でも撮影することは可能ですが、LYT-900をフル活用できる1倍がおすすめです。
1.2倍や1.5倍はともかく、他の3、6、0.6 倍は星撮りに向いていません。

0.6倍

ゲーム性能など

Find X7 UltraはSnapdragon 8 Gen3を搭載しているためほとんどのゲームは快適に動きます。
60fps、画質最高で螺旋をプレイするのに使用してみましたが、カクつくことはありませんでした。プロセカなどの音ゲーもしっかり動きます。

Find X7 Ultraにはゲームモードはあるものの、PixelWorks社製のチップを搭載していないためフレーム補完が高画質化は行えません。その辺がOnePlus 12と差別化されていますね。

Find X7 Ultraは日本でも修理可能

OPPO Find X7 Ultraは日本で販売していませんが、OPPOはFind Xシリーズに限り、
グローバル保証という素晴らしいサービスが存在し日本でも修理・ソフトウェアアップデート
などのサービスを受けることができます。

Find X7 Ultraは個人輸入で13万円ほどで購入できる今年のカメラフラグシップとしては比較的お手軽な部類でありながら、修理は日本で、しかも公式にやっていただけるためかなり利便性が高いスマートフォンとなっています。

最後に

Find X7 Ultraは本来購入予定がないスマートフォンでしたが、機会に恵まれたためこのようにして触れることができました。昨年のFind X6 Proよりもかなり写真の仕上がりが良くなり、デザインも好き嫌いはあれど高級感が増して完成度が上がったなと感じました。

グローバル版 or OnePlus ブランドのリネーム版などが存在しないのが非常に惜しまれます。

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