〖スペック解説〗ついに望遠搭載!ライカ監修トリプルカメラになったAQUOS R11を見ていく!

皆さんこんにちは。雪餅ゆきっちです。今回はかなり久しぶりのスマートフォンのスペック解説記事となりますが、宜しくお願い致します。(正直、書き方的なものを忘れかけてしまっておりますが…)
今回は、SHARPから正式発表された新型スマートフォン「AQUOS R11」について、スペックを詳しく見ていきます。
AQUOS Rシリーズといえば、ライカ監修カメラ、Pro IGZO OLED、国内向け機能の強さが特徴のハイエンドシリーズですが、今回のAQUOS R11はかなり面白い進化をしています。
特に大きいのがカメラ性能です。
前作AQUOS R10では、標準カメラと超広角カメラのデュアルカメラ構成でしたが、AQUOS R11ではついに望遠カメラを追加したトリプルカメラ構成になりました。
これはかなりデカいです。
最近のスマートフォンは、メインカメラの高画素クロップで2倍ズームを処理する機種もかなり増えていますが、やっぱり専用の望遠カメラがあるかどうかで撮れる写真の幅は大きく変わってきます。
しかもAQUOS R11の望遠カメラは68mm相当。
いわゆる遠くの月や看板を撮るための超望遠ではなく、人物、料理、ガジェット、小物撮影などでかなり使いやすい中望遠の画角です。
これはレビュー用の写真をよく撮る人にはかなり刺さる構成だと思います。
では、AQUOS R11のスペックを詳しく見ていきましょう。
AQUOS R11を前作AQUOS R10と比較!
まずはAQUOS R11が、これまでのAQUOS Rシリーズからどれくらい進化したのかを見ていきましょう。
今回は、前作のAQUOS R10に加えて、AQUOS R9、そして上位モデルのAQUOS R9 proとも比較していきます。
AQUOS R11の公式スペックでは、Snapdragon 8s Gen 4、RAM 12GB、ROM 256GB/512GB、microSD非対応、5100mAhバッテリー、6.5インチPro IGZO OLED、標準・超広角・望遠のライカ監修トリプルカメラが確認できます。
AQUOS R10はSnapdragon 7+ Gen 3、RAM 12GB、ROM 256GB/512GB、microSD最大2TB対応、5000mAhバッテリー、標準+広角のデュアルカメラ構成です。
AQUOS R9 proはSnapdragon 8s Gen 3、ROM 512GB、6.7インチQuad HD+、1/0.98インチ標準カメラと65mm相当望遠を含むトリプルカメラ構成になっています。AQUOS R9はSnapdragon 7+ Gen 3、RAM 12GB/ROM 256GB、6.5インチフルHD+ Pro IGZO OLED、標準+広角のデュアルカメラ構成です。
| AQUOS R11 | AQUOS R10 | AQUOS R9 | AQUOS R9 pro | |
|---|---|---|---|---|
| 発売時OS | Android 16 | Android 15 | Android 14 | Android 14 |
| SoC | Snapdragon 8s Gen 4 | Snapdragon 7+ Gen 3 | Snapdragon 7+ Gen 3 | Snapdragon 8s Gen 3 |
| CPU周波数 | 3.2GHz + 2.8GHz + 2.0GHz | 2.8GHz + 2.6GHz + 1.9GHz | 2.8GHz + 2.6GHz + 1.9GHz | 3.0GHz + 2.8GHz + 2.0GHz |
| RAM | 12GB LPDDR5X | 12GB LPDDR5X | 12GB LPDDR5X | 12GB LPDDR5X |
| ROM | 256GB / 512GB UFS 4.1 | 256GB / 512GB UFS 4.0 | 256GB | 512GB UFS 4.0 |
| microSD | 非対応 | 最大2TB | 対応 | 非対応 |
| 本体サイズ | 156×74×8.9mm | 156×75×8.9mm | 約156×75×8.9mm | 約162×78×9.3mm |
| 重量 | 195g | 197g | 約195g | 約229g |
| ディスプレイ | 6.5インチ Pro IGZO OLED | 6.5インチ Pro IGZO OLED | 6.5インチ Pro IGZO OLED | 6.7インチ Pro IGZO OLED |
| 解像度 | フルHD+ 1080×2340 | フルHD+ 1080×2340 | フルHD+ 1080×2340 | Quad HD+ 1440×3120 |
| リフレッシュレート | 1〜240Hz可変 | 1〜240Hz可変 | 1〜240Hz可変 | 1〜240Hz可変 |
| 輝度 | 全白1800nit / ピーク3600nit | 全白1500nit / ピーク3000nit | 全白1500nit / ピーク2000nit | 全白1000nit / ピーク2000nit |
| バッテリー | 5100mAh | 5000mAh | 5000mAh | 5000mAh |
| 充電 | 36W / 約90分 | 36W / 約110分 | 36W | 32W / 約140分 |
| ワイヤレス充電 | 非対応 | 非対応 | 非対応 | 対応 |
| 防水防塵 | IPX5/IPX8/IPX9 / IP6X | IPX5/IPX8 / IP6X | IPX5/IPX8 / IP6X | IPX5/IPX8 / IP6X |
| おサイフケータイ | 対応 | 対応 | 対応 | 対応 |
赤セル部分は前作から明確に進化した点です。青セル部分は、明確に劣化、削除された点です。
カメラスペック比較
カメラだけは情報量が多いので、別表にした方が見やすいので、別にします。
| AQUOS R11 | AQUOS R10 | AQUOS R9 | AQUOS R9 pro | |
|---|---|---|---|---|
| カメラ構成 | 標準+超広角+望遠 | 標準+広角 | 標準+広角 | 標準+広角+望遠 |
| レンズ監修 | ライカ監修 HEKTOR | ライカ監修 HEKTOR | ライカ監修 HEKTOR | ライカ監修 VARIO-SUMMICRON |
| 標準カメラ | 約5030万画素 | 約5030万画素 | 約5030万画素 | 約5030万画素 |
| 標準センサー | 1/1.55インチ | 1/1.55インチ | 1/1.55インチ | 1/0.98インチ |
| 標準レンズ | 23mm相当 / F1.9 | 23mm相当 / F1.9 | 23mm相当 / F1.9 | 23mm相当 / F1.8 |
| 標準手ブレ補正 | OIS+EIS | OIS | OIS | OIS |
| 超広角カメラ | 約5030万画素 | 約5030万画素 | 約5030万画素 | 約5030万画素 |
| 超広角センサー | 1/2.55インチ | 1/2.5インチ | 1/2.5インチ | 1/2.5インチ |
| 超広角レンズ | 13mm相当 / 122° / F2.2 | 13mm相当 / F2.2 | 13mm相当 / 122° / F2.2 | 13mm相当 / 122° / F2.2 |
| 望遠カメラ | 約3850万画素 | 非搭載 | 非搭載 | 約5030万画素 |
| 望遠センサー | 1/2.88インチ | ー | ー | 1/1.56インチ |
| 望遠レンズ | 68mm相当 / F2.4 | ー | ー | 65mm相当 / F2.6 |
| 望遠手ブレ補正 | OIS+EIS | ー | ー | OIS |
| 14chスペクトルセンサー | 対応 | 対応 | 非搭載 | 対応 |
| 画質エンジン | ProPix PRO | ProPix PRO | ProPix pro | ProPix PRO |
| インカメラ | 約5030万画素 / 23mm相当 / F2.2 | 約5030万画素 / 23mm相当 / F2.2 | 約5030万画素 / 23mm相当 / F2.2 | 約5030万画素 / 23mm相当 / F2.2 |
| Dolby Vision撮影 | 対応 | 対応 | 対応 | 対応 |
| オートマクロ | 対応 | 対応 | 対応 | 対応 |
こうして比較してみると、AQUOS R11はAQUOS R10から順当に強化されたモデルというより、AQUOS R9 proのカメラ構成を通常Rシリーズ側にかなり落とし込んできたモデルという印象です。
特に大きいのは、やはり望遠カメラの追加です。
AQUOS R9、AQUOS R10は標準+広角のデュアルカメラ構成だったため、ズーム撮影はメインカメラのクロップに頼る形でした。
しかしAQUOS R11では、68mm相当の専用望遠カメラを搭載しています。
もちろん、AQUOS R9 proの望遠カメラは1/1.56インチセンサーで約5030万画素なので、単純な望遠カメラのセンサーサイズではR9 proの方がかなり強いです。
ただ、AQUOS R11は通常Rシリーズのサイズ感を維持しながら、標準、超広角、望遠を揃えてきたのがかなり大きいですね。
一方で、microSDカードが非対応になった点はかなり惜しいです。
AQUOS R10では最大2TBのmicroSDXCカードに対応していたので、写真や動画を大量に保存する人にとっては、AQUOS R11のmicroSD非対応はかなり大きな変更点です。
それでも、SoCはSnapdragon 8s Gen 4へ強化され、ディスプレイ輝度はピーク3600nitまで向上。さらに5100mAhバッテリー、68mm相当の望遠カメラ、IPX9対応まで加わっているので、全体的にはかなりしっかり進化しています。
要するにAQUOS R11は、
AQUOS R10より明確に高性能
AQUOS R9から見るとかなり大幅進化
AQUOS R9 proほどカメラ特化ではないが、通常Rシリーズとしてはかなり強い
という立ち位置ですね。
AQUOS R11のデザイン

AQUOS R11の本体サイズは、約156mm×74mm×8.9mm、重量は約195gです。
前作AQUOS R10は約156mm×75mm×8.9mm、約197gだったため、横幅が1mm細くなり、重量も2g軽くなっています。しかも、望遠カメラを追加しつつ、バッテリー容量も5100mAhに増えているので、ここは普通に優秀です。
カラーバリエーションは、ネイビー、アイボリー、テラコッタの3色展開です。
AQUOS Rシリーズらしい落ち着いた上質感を残しつつ、ただの黒白ではないニュアンス系カラーを用意しているのはかなり良いですね。

また、今回のAQUOS R11では新機能として「アカリウム」が搭載されています。
これは背面カメラリング中央部に配置された灯りで、通知や着信をやさしく知らせる機能です。さらに、たき火や川のせせらぎなどをモチーフにした灯りとヒーリングサウンドを連動させることで、スマホをただの通知端末ではなく、ちょっとした癒しのガジェットとして使えるようになっています。
スマホの背面LEDと聞くと、どうしてもゲーミングスマホの派手なライティングを想像しがちですが、AQUOS R11のアカリウムはかなり方向性が違います。
ギラギラ光らせるというより、部屋に置いたときに少し気分が上がるような、かなりAQUOSらしい優しい機能ですね。
ディスプレイスペック

AQUOS R11のディスプレイには、約6.5インチのPro IGZO OLEDを搭載しています。
解像度はフルHD+、1080×2340ドット。リフレッシュレートは1〜240Hzの可変駆動に対応しています。
AQUOSといえば、やっぱりディスプレイですよね。
今回のAQUOS R11では、ピーク輝度が3600nit、全白輝度が1800nitに向上しています。前作AQUOS R10ではピーク輝度3000nit、全白輝度1500nitだったため、数字上でもかなりしっかり強化されています。
さらに、スマートアウトドアビューにも対応しています。
これは環境光に応じて画面の暗部を明るく補正し、黒つぶれを抑えながら屋外でも見やすく表示する機能です。単純にピーク輝度の数字を上げるだけではなく、実際に外で使ったときの見やすさまで考えられているのは良いですね。
最近のスマホはピーク輝度の数字だけが一人歩きしがちですが、全白輝度が1800nitあるのはかなり強いです。
屋外でWeb記事を読んだり、地図を見たり、カメラのプレビューを確認したりする場面では、こういう実用的な明るさの方がかなり効いてきます。

ベゼルも前作よりスリム化されており、大画面ながら横幅は74mmに抑えられています。6.5インチクラスのスマホとしては、かなり扱いやすいサイズ感に収まっていると思います。
堅実に進化したプロセッサー性能

AQUOS R11のプロセッサー、いわゆるSoCには、Qualcomm Snapdragon 8s Gen 4 Mobile Platformが搭載されています。
前作AQUOS R10ではSnapdragon 7+ Gen 3が採用されていましたが、AQUOS R11では8シリーズのSnapdragon 8s Gen 4へと強化されました。SHARP公式では、AQUOS R10比でCPU性能が約13%、GPU性能が約40%向上したとされています。
ここは普通にかなり大きい進化です。
Snapdragon 8s Gen 4は、最上位のSnapdragon 8 Elite系とは違い、Oryon CPUを採用した完全な最上位フラッグシップSoCではありません。
ただし、だからといって性能が低いわけでは全くありません。
Qualcomm公式の仕様では、Snapdragon 8s Gen 4は最大3.2GHz動作のKryo CPUとAdreno GPUを搭載し、GPU APIはOpenGL ES 3.2、Vulkan 1.3、OpenCL 2.0 FPに対応しています。
さらに、Snapdragon 8s Gen 4はPrime coreが最大3.2GHz、Performance coreが最大3.0GHzという構成で、かなりハイエンド寄りの処理性能を持っています。Qualcommの製品概要では、WQHD+ 144Hz表示、1〜240Hzの可変リフレッシュレート、Dolby VisionやHDR10+の再生にも対応するとされています。
つまりAQUOS R11は、単に普段使いが快適というだけではなく、ゲーム、動画視聴、カメラ処理、AI機能までかなり余裕を持って扱える性能になっています。
もちろん、原神や鳴潮、学園アイドルマスターのような重量級ゲームを最高設定で長時間ゴリゴリ遊ぶなら、Snapdragon 8 Elite搭載機やゲーミングスマホの方が強い場面はあると思います。
ただ、AQUOS R11はそういう「ベンチマーク最強スマホ」というより、発熱と電池持ちと実用性能のバランスを重視したハイエンド寄りの一台です。

しかも今回のAQUOS R11では、放熱部材のベイパーチャンバーも大型化されています。SHARPによると、有効放熱面積はAQUOS R10比で2.87倍に拡大されているとのことです。
ここがかなり大事です。
スマホの性能は、SoCの名前だけで決まるわけではありません。
いくら強いSoCを載せても、冷却が弱ければ発熱でクロックが落ちてしまい、長時間のゲームや動画撮影では性能を維持できません。
その点、AQUOS R11はSnapdragon 8s Gen 4への強化に合わせて放熱設計も強化しているので、短時間のベンチマークだけでなく、実際の使用時の安定性にも期待できます。
メモリはLPDDR5Xの12GB、ストレージはUFS 4.1の512GBです。SIMフリーモデルのSH-M35では、RAM 12GB、ROM 512GBの構成になります。
ここもかなり良いですね。
LPDDR5XとUFS 4.1の組み合わせなので、アプリの起動、ゲームのロード、写真や動画の保存、AI処理などもかなり快適に動作するはずです。
ただし、繰り返しになりますがmicroSDカードには非対応です。
AQUOS R10ではROM 256GB/512GBに加えて、最大2TBのmicroSDXCカードに対応していましたが、AQUOS R11では外部メモリが使えません。
これは本当に惜しいです。
特に今回はカメラ性能がかなり強化されているので、写真や動画をガンガン撮る人ほどストレージ容量は気になるはずです。
SIMフリーモデルが512GB構成なのはかなりありがたいですが、AQUOSユーザーの中にはmicroSD対応を重視していた人も多いと思うので、ここは評価が分かれるポイントになりそうです。
他社とは違った進化を果たしたカメラ性能

AQUOS R11のカメラ性能を一言で表すなら、「日常で使う画角をしっかり揃えたライカ監修トリプルカメラ」といったところです。
今回のAQUOS R11では、標準カメラ、超広角カメラ、望遠カメラの3眼構成を採用しています。すべてライカ監修のHEKTORレンズとなっており、標準カメラは約5030万画素、超広角カメラも約5030万画素、望遠カメラは約3850万画素です。
前作AQUOS R10では標準カメラと超広角カメラの2眼構成だったので、今回の望遠カメラ追加はかなり大きいです。
最近のスマホは、メインカメラの高画素センサーを使ったクロップズームでもかなり綺麗に撮れるようになっています。
ただ、それでも専用望遠カメラがあると、画角の自然さ、被写体との距離感、背景の整理しやすさがかなり変わってきます。
特にAQUOS R11の望遠は68mm相当なので、ポートレートやガジェット撮影、料理撮影にはかなり使いやすい画角です。
ここは本当に今回の目玉だと思います。
AQUOS R11のカメラスペックを詳細に解説!
さて、ここからは毎回恒例の詳細なカメラスペックの解説に移りますね。
広角 24mm(標準カメラ)
AQUOS R11のメインの標準カメラ(23mm相当)には、約5030万画素の1/1.55インチセンサーが搭載されています。非公式情報ですが、OmniVision製“OV50A”のセンサーが採用されている可能性が高いです。前作AQUOS R10からの継続採用と思われます。レンズのF値はf/1.9で、光学式手ブレ補正(OIS)もしっかりと備えています。1インチ級センサーを搭載したAQUOS R9 proほどのロマン枠ではありませんが、1/1.55インチというセンサーサイズは現代のスマートフォンのメインカメラとしてはかなりしっかりしたサイズで、明るいレンズとOISの組み合わせにより、夜景や室内でも低ノイズかつ安定した撮影が期待できます。
※非公式情報:AQUOS R11のセンサー型番はシャープ公式では公開されていません。OV50Aという情報はあくまで非公式情報となります。
23mm相当という焦点距離も非常に扱いやすく、風景、人物、料理、スナップ、ガジェット撮影まで幅広く対応できます。通常撮影時には4in1のピクセルビニングによって約1250万画素前後で出力されるタイプだと思われ、暗所では約2.0μm相当の大きな画素として扱えるのも強みですね。特にAQUOSはライカ監修の色作りが入ってくるため、単に明るく撮るだけではなく、光の雰囲気や色のまとまりをどう出してくるかがかなり気になるところです。
超広角カメラ 13mm
次にAQUOS R11の超広角カメラ(13mm相当)には、約5030万画素の1/2.55インチセンサーが搭載されています。非公式情報ですが、Omnivision製の”OV50C”が採用されている可能性が高いでしょう。レンズのF値はf/2.2で、画角は122°。メインカメラほどの大型センサーではありませんが、超広角カメラとしてはかなりしっかりとしたセンサーサイズで、風景や建物、室内、集合写真などを広くダイナミックに撮影できそうです。
※非公式情報:AQUOS R11の超広角カメラのセンサー型番はシャープ公式では公開されていません。OV50Cという情報はあくまで非公式情報となります。
超広角カメラはスマートフォンによってはかなりコストカットされがちな部分ですが、AQUOS R11では約5030万画素の高解像度センサーを採用しており、メインカメラだけでなく超広角側にもかなり力が入っています。もちろん、センサーサイズは標準カメラの1/1.55インチより小さいため、夜景や暗所では標準カメラの方が有利だと思います。ただ、1/2.55インチというサイズであれば、超広角カメラとしては十分に優秀な部類です。
また、13mm相当というかなり広い画角を持ちながら、オートマクロにも対応しているのは見逃せないポイントです。イヤホンのフェイスプレート、スマートフォンのカメラ周り、DAPの質感、端子部分、ボタン周りなど、ガジェットレビューで寄りたい場面ではかなり便利です。特に小型ガジェットは、標準カメラで近づきすぎるとピントが合わなかったり、広角特有のパースで形が歪んでしまうことがあります。その点、超広角マクロを使えるのはかなりありがたいですね。
スマートフォンの超広角カメラは、メインカメラと比べて明らかに小さいセンサーが採用されがちです。しかしAQUOS R11では、超広角カメラにも約5030万画素の高解像度センサーを採用しており、メインカメラだけでなく超広角側にもかなり力が入っています。もちろん、センサーサイズは標準カメラの1/1.55インチより小さいため、夜景や暗所では標準カメラの方が有利だと思います。ただ、1/2.55インチというサイズであれば、超広角カメラとしては十分にしっかりした構成です。
また、AQUOS R11の超広角カメラはオートマクロにも対応しています。イヤホンのフェイスプレート、スマートフォンのカメラ周り、DAPの質感、端子部分、ボタン周りなど、ガジェットレビューで寄りたい場面ではかなり便利です。特に小型ガジェットは、標準カメラで近づきすぎると最短撮影距離の関係でピントが合わなかったり、広角特有のパースで形が歪んでしまうことがあります。その点、超広角マクロを使えるのはかなりありがたいですね。
望遠カメラ 68mm
次にAQUOS R11の68mm相当、光学2.9倍の望遠カメラには、約3850万画素の1/2.88インチセンサーが搭載されています。こちらは、スペックに該当するイメージセンサーが現状、型番が公開されているセンサーでは存在しません。おそらく4000万画素のOmniVision系のセンサーだと推測されますが、詳細は全くの謎となっています。レンズのF値はf/2.4で、こちらも光学式手ブレ補正(OIS)を当然搭載しています。
※非公式情報:AQUOS R11の望遠カメラのセンサー型番は公式非公開です。OV50DやOV50M系は1/2.88インチ級の高画素センサーとして近いスペックを持っていますが、AQUOS R11では有効画素数が約3850万画素表記のため、センサー全域ではなく一部領域を使用している可能性や、AQUOS向けに調整された別型番の可能性もあります。
この望遠カメラの追加が、AQUOS R11最大の進化点だと思います。前作AQUOS R10では望遠カメラが搭載されていなかったため、ズーム撮影はメインカメラのクロップに頼る形でした。しかしAQUOS R11では、68mm相当の専用望遠カメラを搭載したことで、人物、料理、ガジェット、小物撮影などでかなり自然な画角を使えるようになりました。
68mm相当という画角は、いわゆる超望遠ではありません。Pixel ProやGalaxy Ultraのように、遠くの看板や月を大きく撮るためのカメラではないです。ただ、この中望遠が本当に使いやすいんですよね。50mm前後の2倍望遠は自然で使いやすい一方、もう少し寄りたい場面ではやや物足りないことがあります。逆に5倍望遠は遠くの被写体には強いですが、料理や室内、物撮りでは長すぎて使いにくい場面もあります。
その点、AQUOS R11の68mm相当はかなり絶妙です。人物撮影では広角カメラ特有の顔の歪みを抑えやすく、背景も整理しやすくなります。料理撮影では、余計なものを写さずに被写体だけを切り取りやすくなります。そしてガジェットレビュー用の写真にもかなり向いています。
スマートフォンやイヤホンを標準カメラで近距離撮影すると、どうしても広角特有のパースが強く出て、手前が大きく、奥が小さく写りすぎることがあります。68mm相当の望遠なら、少し離れて撮れるので形が自然に見えやすく、背景も綺麗に整理しやすいです。レビュー写真の見栄えを考えると、この望遠カメラ追加は本当にありがたいですね。
さらに望遠カメラにもOISが搭載されているのは見逃せないポイントです。望遠カメラは焦点距離が長くなるぶん、標準カメラよりも手ブレの影響を受けやすくなります。特に68mm相当、F2.4、1/2.88インチクラスのセンサーとなると、暗所ではシャッタースピードが落ちやすい場面もあると思います。そこでOISを搭載していることで、室内での人物撮影や料理撮影、少し暗い場所での物撮りでも安定した撮影が期待できます。
全画角のカメラに共通して、ライカカメラ社監修のHEKTORレンズが採用されており、AQUOS独自の画像処理エンジン「ProPix PRO」による仕上がりにも期待できます。また、AQUOS R11では14chスペクトルセンサーも搭載されています。これは撮影時の光の色をより細かく判別し、ホワイトバランスや色再現を安定させるためのセンサーです。
屋内照明や飲食店の暖色照明、夕方の光など、スマホカメラが苦手としがちな場面でも、より見た目に近い自然な色味で撮影できるのは見逃せないポイントです。ライカ監修カメラというと、どうしてもレンズ名や色味の雰囲気に目が行きがちですが、14chスペクトルセンサーによって色の安定感までしっかり詰めているのはかなりAQUOSらしいですね。
さらに、AQUOS R11では新機能として「スマートフィットズーム」も搭載されています。これは専用アイコンをタップするだけで、AIが被写体に応じてズーム倍率を自動で調整してくれる機能です。1倍だと広すぎる、2倍だと微妙、3倍だと寄りすぎる、というスマホ撮影でありがちな悩みを自動で調整してくれるのは、かなり実用的だと思います。
AQUOS R11のカメラは、1インチ級センサーやペリスコープ望遠でスペックを殴るタイプのスマートフォンではありません。しかし、23mmの標準カメラ、13mmの超広角カメラ、68mmの望遠カメラという構成は、日常撮影で使う画角としてかなり優秀です。
非公式情報込みで見ると、標準はOV50Aクラス、超広角はOV50Cクラス、望遠はOV50Dクラスが候補となりそうです。もちろんセンサー型番は公式非公開なので断定はできません。ただ、少なくともスペック上は、メインだけ強くてサブカメラが明らかに弱い構成ではありません。
日常のスナップから広大な風景、ポートレート、料理、ガジェットレビュー用の物撮りまでしっかり対応できるライカ監修トリプルカメラ。AQUOS R11のカメラは、派手なロマン砲というより、実用性にかなり振った堅実な進化だと思います。
バッテリー性能

AQUOS R11のバッテリー容量は5100mAhです。
前作AQUOS R10は5000mAhだったため、容量としては100mAh増量されています。数字だけ見ると大きな差ではありませんが、AQUOS R11では望遠カメラを追加しつつ、本体重量をわずかに軽くしながらバッテリー容量を増やしているので、ここは普通に良い進化です。
充電はUSB Power Delivery Revision 3.0に対応しており、給電W数は36Wです。
AQUOS R10も36W充電でしたが、AQUOS R11では充電時間が約90分となっています。AQUOS R10は約110分だったため、同じ36Wながら充電時間は短縮されています。
中華スマホのような80W、100W超えの急速充電と比べると、数字としてはかなり控えめです。
ただ、AQUOS Rシリーズは爆速充電よりも、バッテリー寿命や発熱の少なさを重視している印象があります。
5100mAhの大容量バッテリーとSnapdragon 8s Gen 4、さらに大型化したベイパーチャンバーの組み合わせなら、普段使いから動画視聴、ゲームまでかなり安定して使えると思います。
安心の防水防塵性能とおサイフケータイ
AQUOS R11は、防水防塵性能もかなり強いです。
防水はIPX5、IPX8、IPX9、防塵はIP6Xに対応しています。さらにMIL規格にも準拠しており、正面と背面にはCorning Gorilla Glass Victus 2が採用されています。
国内向けスマホとして重要なおサイフケータイにも対応しています。
nanoSIMとeSIMのDSDVにも対応しており、Wi-Fi 7、Bluetooth 6.0、NFCにも対応しています。
このあたりはさすがAQUOSです。
海外スマホのような尖ったスペックも魅力ですが、日本で毎日使うなら、おサイフケータイ、防水、防塵、耐衝撃、国内バンド対応の安心感はかなり大きいです。
また、AQUOS R11ではAI通話機能「Vocalist」も搭載されています。
あらかじめ自分の声を登録することで、通話時に周囲の雑音や自分以外の人の声をAIがカットし、自分の声だけを相手に届けることができます。
駅や大学、カフェ、バイト先の休憩中など、周りがうるさい場所で電話をすることが多い人にはかなり便利そうです。
こういう派手ではないけど実用性の高い機能を積んでくるのは、かなりAQUOSらしいですね。
気になる価格と発売日
AQUOS R11は、2026年7月9日以降に順次発売予定です。
オープンマーケット向けSIMフリーモデルの型番はSH-M35で、RAM 12GB、ROM 512GBモデルとして展開されます。
ドコモ版
AQUOS R10:121,220円
AQUOS R11:162,470円
差額:+41,250円
ソフトバンク版
AQUOS R10:129,888円
AQUOS R11:156,960円
差額:+27,072円
公式ストア 512GB比較
AQUOS R10:107,800円
AQUOS R11:163,900円
差額:+56,100円
公式ストア 256GB比較
AQUOS R10:99,770円
AQUOS R11:512GBのみで163,900円
単純差額:+64,130円
また、発売に合わせて「AQUOS R11 デビューキャンペーン」も実施されます。
対象期間内に購入して応募すると、1万円のキャッシュバックを受けられるキャンペーンとなっています。
総評:AQUOS R11は「買い」なのか?
AQUOS R11は、AQUOS R10からかなり順当に進化したハイエンドスマートフォンです。
Snapdragon 8s Gen 4による処理性能の向上、ピーク輝度3600nitのPro IGZO OLED、5100mAhバッテリー、大型化したベイパーチャンバー、そしてライカ監修トリプルカメラ。
全体的に見ても、かなり完成度は高いです。
特に今回は、やはり望遠カメラの追加が大きいです。
AQUOS R10では標準と超広角の2眼構成だったため、ズーム撮影やポートレート、物撮りでは少し物足りない場面もあったと思います。
しかしAQUOS R11では、68mm相当の望遠カメラが追加されたことで、日常撮影の幅がかなり広がりました。
しかもこの68mmという画角がかなり絶妙です。
遠くを撮るための超望遠ではなく、人物、料理、ガジェット、小物、街中のスナップなどで使いやすい中望遠。
レビュー用の写真をよく撮る人にとっては、かなりありがたいカメラ構成だと思います。
一方で、microSDカード非対応になった点はかなり惜しいです。
AQUOSシリーズにmicroSD対応を求めていた人にとっては、ここが最大のマイナスポイントになるかもしれません。
ただ、それを差し引いても、AQUOS R11はかなりバランスの良い一台です。
最高峰SoCでベンチマークをぶん回すスマホではありません。
超望遠で月を撮るためのスマホでもありません。
しかし、ディスプレイ、処理性能、カメラ、電池持ち、国内機能、耐久性を高いレベルでまとめた、かなりAQUOSらしいハイエンドスマートフォンに仕上がっています。
特に、普段使いの快適さとカメラの使いやすさを重視する方には、かなりおすすめできる一台だと思います。
いかがでしたでしょうか。
この記事が、AQUOS R11の購入を検討している方の参考になれば幸いです!


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