Hasselbladコラボスマホ OnePlus12を実機レビュー!
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タオバオのOPPO公式ショップからOnePlus 12を購入しました。
12/5に予約が始まり、発売日の12/11に発送、12/18日に自宅に到着しました。
OnePlus 12 ホワイト 外観・付属品
自分が購入したものは12/256のホワイトです。
特徴的な赤い化粧箱に入っています。
まずは付属品を確認していきましょう。
付属品は
- OnePlus 12 本体
- 説明書
- OnePlus シール
- 100W充電器
- OPPO SuperVooc対応ケーブル
- ケース
このような感じです。
ケースが付属していたり、フィルムが貼り付け済みなのがすごくありがたいですね。
箱を開けたらすぐ使えるのが魅力的です。
背面のホワイトはとても美しく、これだけで買って良かったと眺めながら思いますが、
マット仕上げではないためケースがないと指紋がめちゃくちゃ目立ちます。
OnePlus 12はカメラ周りのデザインをこだわっており、このようにハッセルブラッドのロゴと焦点距離とF値が書かれています。とても高級感があり所有欲を満たしてくれます。
また、OnePlusの伝統とも言えるアラートスライダーが搭載されています。
このスライダーを使用することで、サイレント・バイブ・通知 を切り替えることが可能です。
スペックなど
OnePlus 12 はAndroid 14ベースのColor OS14を搭載しています。
12/256は9万強で購入することが可能です。
通信に関してはよく知りませんが, 通話に必要なアレも問題なく使えるだとか。
OnePlus 12 (PJD110) | |
Soc | Snadpdaragon 8Gen3 |
RAM/ROM構成 | 12GB + 256GB, 16GB + 512GB, 16GB + 1TB, 24GB + 1TB RAM: LPDDR5X, ROM: UFS4.0 |
バッテリー | 100W 有線 (SuperVooc 100W充電器必須) 50W ワイヤレス充電(純正必須) 5400mAh |
ディスプレイ | 6.8 インチ AMOLED(エッジディスプレイ) QHD+(3168×1440), 510PPI LTPO対応 (1-120Hz) 最大4500nit(日常では1600nit) アップデートで手動でも最大800nitに対応 |
カメラ | 超広角: 4800万画素 f/2.2 14mm (114°) 広角: 5000万画素 f/1.6 23mm + OIS 望遠: 6400万画素 f/2.6 70mm + OIS |
サイズ[mm] | 縦×横 : 164.3 × 75.8 厚み : 9.15 |
重さ | 220g |
防水性能 | IP65 |
OnePlus 12のはrealme GT Neo5から実装された
アプリごとにリフレッシュレートを設定する機能に対応しており、リフレッシュレートを
自動→高 に変えることで使用できます。
また、画面の色が三種類から選ぶことができ、色味も自分で調整することができます。
Oxygen OSへの焼き変えができる
自分が購入したのは中国版ですが、なんとインドやヨーロッパなどで販売されている個体にインストールされているOxygen OSを中国版に焼いてしまうことができます。
詳しくは焼き方をまとめた記事をご覧ください。
Hasselblad × OnePlus カメラレビュー・作例紹介
OnePlus 12はまもなく登場予定であるOPPO Find X7に搭載されるカメラのアルゴリズムが先行して搭載されています。
また、カメラに力が入っており
広角はIMX890→LYT-808,
望遠はIMX709 → OV64B (vivoやHuaweiのフラグシップ機に搭載されているもの)
に強化されています。
超広角はIMX581に据え置きです。いろいろと写真を撮ってみたので公開していきます。
1. 雰囲気の良い写真が撮れるHasselbad フィルター
OnePlus 12はもちろんオートでもきれいに撮ることができますが、
フィルターを使用するとより雰囲気の良い写真を撮ることができるようになります。
これらがそのフィルタ=を使用して撮影した作例です。
カフェにいったときに撮った写真ですが、それっぽく撮れて大変重宝しました。
フィルター機能は、他社製品にもあるような鮮やかな写真が撮れるようなものに加え、
Hasselblad 監修のフィルターも搭載しています。
監修のフィルターには 放射輝度, 静けさ, エメラルド の三種類があります。
その中でも個人的なイチオシが静けさフィルターです。
一枚目と二枚目の写真は静けさフィルターを使用して撮影しましたが、かなり落ち着いた色味で撮影することができます。
最後の海の写真は放射輝度を使用して撮影しました。
撮影日は12/29にも関わらずまるで夏の写真のように撮れています。
2. OnePlus12 夜の写真 ただしかなり暗いところは微妙
OnePlus 12はそこそこ暗くてもペリスコープ望遠を使用して夜景を撮影することが可能です。
こちらは先ほど紹介した静けさフィルターを使用して撮影した写真です。
程よいディテールを維持しながら雰囲気のある写真に仕上がっています。
フィルターを使用しなくてもよい感じに撮影ができます。
また、月を望遠で撮影すると撮影後急激にディテールが上がるため合成処理をしている気がします。
しかし、夜空など暗いところはまだまだ最適化されておらず微妙です。
少し明かりがあるところではいい感じに撮れますが、街灯がない暗いところではこのようにノイズが乗ったりします。
3. 望遠カメラはそこそこ寄れる
OnePlus 12の70mmの望遠カメラは20cmほどまで寄って撮影することができます。
こちらは、6倍で撮影した作例ですが、花のおしべ、めしべまではっきりと写すことができています。vivoやrealme, Xiaomiなどのテレマクロほど寄れるかは不明ですが、個人的には満足しています。
自分は植物の写真をよく撮るのですが、このようにして寄って撮れるのでかなり重宝しています。
これからの桜の撮影や、物撮りにも活躍しそうですね。
しかし、OnePlus 12のペリスコープ望遠は、光芒がちょっと汚いのが少し残念です。
このように光芒が専用機のように玉にならず変な形をしています。
望遠レンズの開口部をよく見てみると、奥のレンズを遮る形で謎のギザギザのパーツが配置されているのが原因だと考えられます。
4. 食べ物
食べ物の写真は、オートでは少し控えめに写ります。もう少し彩度が高くてもいいような感じですね。フィルターをうまく使用することでいい感じに撮ることができます。
続いてフィルター「食べ物」を使用した作例を紹介します。
食べ物フィルターを使うと彩度が高くなり、オートよりは美味しそうに写るかなと感じました。
しかし、すこし盛りすぎな気がしますね。中間くらいの設定があるとありがたいですね。
6. 早朝の撮影
OnePlus 12はHDR性能が優秀で、朝日の写真でも白飛びすることなく撮影することが撮影できます。暗い時間でもペリスコープが使える仕様のため、朝焼けなども撮影できました。
5. カメラのUIなど
OnePlus 12はHasselbladとのコラボによりシャッターボタンがオレンジ色になっています。
今回からは露出を調整するスライダーが追加されました。
著名なリーカーであるDigital Chat Station氏曰く、画像のように露出を-0.7にするとHasselbladのカメラとかなり近い写りになるそうです。また、この露出の設定は維持することができます。
露出のほか、マクロや撮影モード、フィルターも設定を維持できるのが便利です。
EVを下げることで、イルミネーションで無駄に明るくなることに対策ができるため
EV -0.7は食事以外ではかなりおすすめです。
また、Find X6シリーズやiPhoneのようにデフォルトの画角を設定しておくことも可能です。
カメラモードも充実しており、オートや夜景のほかに長時間露光などの機能も搭載されいています。長時間露光とチルシフトを使ってみましたが、なかなか面白い写真が撮れます。
ほとんどの機能が広角だけでなく超広角や望遠でも使えるので写真の幅が広がりますね。
また、1月のアプデで中国版、インド版ともにマスターモードというプロモードと
色味を調整して撮影できるオートモードが統合された機能が追加されました。
アメリカ版やグローバル版にもすでにアップデートが来ているらしいです。
フレーム補完が使えるゲーム機能
OnePlus 12にはPixelWorks 社製のPixelWorks X7 というビデオチップが搭載されており、フレーム補完や高画質化を行うことができます。
OnePlus 11の時から搭載されていましたが、中国のゲーム限定だったり少し使い勝手が微妙でしたが、今回からは60Hzで駆動するアプリならばゲームとして登録すればフレーム補完を適用することができました。
また、フレーム補完以外にもHDR化や高解像度化を行うことができます。
Bootloader Unlockとroot化
OnePlus 12はBootloader Unlockが可能です。
開発者オプションからOEMアンロックを有効化し、USBデバッグにて
adb reboot bootloader
と入力した後に、Fastboot modeになったら
fastboot flashing unlock
と入力し、音量ボタンでUnlockを選択し、電源ボタンを押して確定することでアンロックできます。
現段階ではKernel SUを使用できないため、init_bootを抽出し、Magiskでパッチする必要があります。init_bootは以下のリンクからFull OTAをダウンロードし、Fastboot enhanceで抽出することで入手できます。
検証不足な部分があり、断定はできませんが現段階ではMagiskとあまり相性が良くないのかroot化をしたら充電持ちが悪くなった感じがします。
バッテリーと充電
バッテリー持ちは、1日使えるかなといった感じです。
最適化がされていないのか、カメラを使うと速攻で減る印象でした。
また、100Wの急速充電に対応しており30分以内で充電することが可能です。
ただし、付属の充電器は日本の100V 環境下では80Wまで出力が落ちるので
100Wで運用したい方は京東やAliexpressなどで充電器を購入するか
昇圧機を購入する必要があります。
1/31 追記
Magiskとの相性が悪く、バッテリードレインが激しいだけでした。
Magiskをアンインストールした結果かなり良くなりました。
2/11 追記
Oxygen OSを焼いて使用していますが、一日余裕で持ちます。
Color OSには劣りますが、低発熱で燃費もいいなという感じです。
オーディオ関係について
OnePlus 12は発表会でスピーカーをアピールしていましたが、正直なところ微妙です。
バランスよく音が出てはいるんですが、iPhoneに比べると音の広がりや迫力に欠けるので過度な期待はNGです。
また、Bluetoothは幅広いコーデックに対応しており、SBC, AAC, apt X HD, apt X, LDACを使用することができます。LHDCはOPPO系列のイヤホンのみ使用が可能です。
OPPO Enco X2において問題なくLHDCを使用できることを確認いたしました。
久石譲氏チューニングのイコライザはこちらのApkを使用することで使用可能になります。
最後に
OnePlus 12の良かったところ、悪かったところをざっくりまとめていきます。
- カメラがハード・ソフト共に大幅に性能が上がった
- フレーム補完が大体のアプリで使用できるようになった
- モリモリのスペックだが10万円以内で購入できる
- デザイン(好みによるが)が良い
- 少し使い勝手の劣る中国版Color OSからOxygen OSに焼き変えることができる
- 付属の充電器では100W充電不可
- アピールしていた割にスピーカーが微妙
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