価格破壊フルBAイヤホン KZ AS16を今更ながらレビュー!!

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皆さんこんにちは。雪餅ゆきっちと申します!
今回は2019年にKZから登場し、バランスドアーマチュアドライバ(BA)を片耳につき、8ドライバ搭載して1万円強という驚異的コストパフォーマンスで世間を騒がせた KZ AS16 を今更ではありますが、レビューしていこうと思います。

いざ開封!!

高級感ある黒い箱にポツンとイヤホン本体と性能アピール?なのか謎の金属プレートが収められていました。おそらく現在購入されるとこの謎の金属プレートは付いていないと思われます。

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工芸品のような外観デザインとちょっと少なめの付属品

筆者は今回ブルーカラーを購入しました。イヤホン本体の亜鉛合金製のフェイスプレートには
Left、Rightの刻印と“Professional HIFI  8 balanced armature”とスペックの刻印がされていました。
接続コネクタはQDCタイプまたはKZタイプCと呼ばれるコネクタで、本体のスケルトン部分からはバランスドアーマチュアドライバ(BA)8機と固定用の乳白色のパーツ、BA制御用のネットワーク基盤が配置されているのが見え、ノズルには金属ステムが使用されていました。

付属品には、イヤーピースは通称フジツボと呼ばれるタイプの黒いシリコン製のイヤーピースと無酸素銅4芯の3.5mmケーブルが付属していました。至って普通の付属品といった感じですが、理由は後述しますが欲を言えばもう少し良いグレードのケーブルを付属して欲しかったものです。

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お待ちかねの音質評価!!

1.付属品の3.5mmケーブル&スマホ直挿しでの評価

まずは、付属品のフジツボイヤピと無酸素銅4芯の3.5mmケーブルに再生機器として、SONYのスマホであるXperia1Ⅱを使っての評価です。

この時点でも、そこそこ高解像度な良い音です。ですが音場(空間表現)がやや狭めな点や若干伸びきれなく低音域がかぶさってしまうボーカル域が気になりました。なんとなくこの構成ではこのイヤホンの真価を出しきれていない感があります。

2.付属品の3.5mmケーブル&エントリーDAPであるSONY NW-A107での評価

お次に、付属品のフジツボイヤピや3.5mmのケーブルはそのままに再生機器としてSONYのエントリーDAPであるNW-A107を使っての評価です。

まず、聞いた瞬間、鳥肌の立つような感触を受けました。やや狭いと感じていた音場が一気に広がり、解像度も大幅に上がり、低音域もより重くなったことで、若干伸びきれないと感じていたボーカル域はより美しいものへと変貌し、前に出てくるようになりました。スマホ直挿しでは平面的だった音が一気に立体的になり、まるで目の前で演奏してくれているような錯覚さえ覚えるほどです。女性ボーカルとの相性は最高で特にYOASOBIやヨルシカなどのアーティストとの相性は抜群だと感じました。再生機器の重要さを再認識させられましたね。

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3.KBEAR KBX4913(3.5mm)&SONY NW-A107での評価

さていよいよここからがこのイヤホンの本領発揮と言って良いでしょう。あえて付属品のフジツボイヤピを使い、ケーブルにKBEARのKBX4913 銀メッキ3.5mmケーブルをリケーブルし、再生機器は引き続きSONYのNW-A107を繋げて評価します。

まず、聞いた瞬間から低音域が重くなり、ボーカルがより伸びるようになっているのが分かりました。全体的に解像度も一段上がった印象です。YOASOBIやヨルシカなどのアーティストとの相性もさらに良くなり、低音域が重くなったことで迫力もより一層高まった印象です。両耳16BA搭載という多ドライバーならではの奏でる音がより楽しめるようになりました。ダイナミックドライバとは全く違う超高解像度の音には息を呑むような魅力がありますよ。

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4.TRN RedChain(3.5mm)&SONY NW-A107での評価

ここからは余談に近いものになりますがケーブルをKBEARの銀メッキ8芯ケーブルであるKBX4913からTRNの銀メッキ&無酸素銅ミックス4芯ケーブルであるRedChainに変更して聴いてみました。再生機器は先ほどと同じNW-A107です。

まず、一聴して低音域がKBERA KBX4913ほど強くならないように感じました。ボーカルの伸びもKBEAR KBX4913ほどは伸びません。ですがサウンドバランスはTRN RedChainの方が優れている印象を感じました。TRN RedChainは派手すぎないサウンドで人の好みによりますが、個人的にはこちらの方がKZ AS16には合っているように感じました。

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KZ AS16の音質総評!!

付属品のままであっても非常に美しい音質を楽しめますが、リケーブルすることでKZ AS16本来の性能を発揮してあげられるように感じました。今回は3.5mmアンバランス接続のみでの評価ですが、ゆくゆくは4.4mmバランス接続でも再評価をしようと思います。リケーブルには無酸素銅ケーブルが特に相性が良いと思いますが、ドンシャリ傾向に音を持っていきたいのであれば銀メッキケーブルでも良いと思います。

全体的に中高音域を重視したサウンドで、解像度の良さは目を見張るものがあるイヤホンだと思いました。分離感の表現も素晴らしいイヤホンでしたが、音場感はそこまで広いとは言えない点、最低限の低音域が少し残念な点と言えます。ですがそこを差し置いてもなお現在の6000円(セール時で5000円)ではコスパ最強とも言えるポテンシャルの音質体験のできるイヤホンだと感じました。低音好きなどの方には後継機のKZAS16 Proをオススメします。初めてこれを聞いた時の感動と来たら凄いものでした!恐ろしい解像度と美しいボーカルを体感してみたい方はぜひ買ってみてはいかがでしょうか。

音質★5評価

低音域 ★3.7
中音域 ★4.1
高音域 ★4.2

音域バランス 音量が強い順
中音域>高音域>>低音域

KZ AS16
総合評価
( 4 )
メリット
  • 美しいボーカルを楽しめる
  • 高解像度サウンド
  • コスパが多ドライバーイヤホンとしては非常に良い
  • 良くも悪くもKZとしては低音域が控えめ
デメリット
  • イヤホン本体が大きめ
  • 付属品がしょぼい
  • ノイズが乗りやすいためやや再生機器を選ぶ
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