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【レビュー】低域濃厚ドンシャリ!CCZ BC04 Pro(DUET)はドンシャリ好きには間違いなく買いなイヤホン!

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皆さんこんにちは雪餅ゆきっちです。今回は、久しぶりの有線イヤホンのレビューとなりますね。先日登場したCCZ BC01 Proは大きく話題になり、年末のイヤホン界隈を大きく賑わせましたが、今回の兄弟機の位置づけとなるCCZ BC04 Pro(DUET)はどんな音質に仕上がっているのか…早速レビューしていこうと思います。

なお、今回はKINBOOFI様(https://x.com/Keephifi)より商品をご提供頂きました。また、今回のレビュー記事に関して、製品提供以外の金銭の授受や内容に関する指示などは一切ございません。レビュー記事の内容に関しては、完全に私が感じたままの印象をレビューしています。

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まずは、CCZ BC04 Pro(DUET)のカタログスペックを見ていこう!

製品名CCZ BC04 Pro(DUET)
ドライバー構成1DD+1BA
10mm 2重磁気ダイナミックドライバー
Knowles 30095 バランスドアーマチュア
インピーダンス16Ω±15%
感度105㏈±3㏈
応答周波数20Hz~20kHz
付属ケーブル3.5mm端子4N無酸素銅線

全体的には典型的な1DD+1BAハイブリッド構成のイヤホンといえるスペックで、同価格帯の競合他社製品ではKZ ZSN Pro XやKZ ZSN Pro 2、同社には、先日登場したばかりのCCZ BC01 Pro、CCZ BC04がありますね。この中でもKZ ZSN Pro Xは筆者も愛用しています。インピーダンスは16Ωと非常に標準的でスマートフォン直挿しにも耐えうるスペック。感度は105㏈と若干鳴らしにくいといった印象です。

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いざ開封の儀!

早速開封していきます!!外装はエントリー価格帯に位置するイヤホンに良くある標準的な大きさの外装でコンパクトです。今回はブラックのマイクなしモデルをご提供いただきました。

箱を引き出すとこんな感じ。さっそく本体とのご対面ですね。

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CCZ BC04 Pro(DUET)のパッケージ内容について

パッケージ内容はこんな感じです。イヤホン本体にケーブル、イヤーピースは、本体装着分を含めてS/M/Lサイズの3サイズの1種類のみ、説明書の4種類となっています。必要最低限といった内容ですね。前作となるCCZ BC04には、2種類のイヤーピースが付属されていたようなので、ここは少し残念といった印象です。重ねてイヤーピースも前作BC04に付属されていた標準的な形状のものではなく、先日発売されたBC01 Proと同じものに変更されています。また、付属ケーブルもBC04 Proでは銀メッキ線が付属していたようですが、ここはBC04 Proの音質を鑑みての判断なのでしょうか。

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CCZ BC04 Pro(DUET)の本体デザインについて

CCZ BC04 Proの本体デザインはCCZ BC04 proとはまた異なるデザインであるものの、本体の形状やサイズはそのまま継承しています。フェイスプレートは、若干重量感のある亜鉛合金製でここは、前作BC04のアルミ合金製から変更されています。内部のドライバーは、10mm二重磁気ダイナミックドライバーを中心として、その側面の本体下部にKnowles製の30095型番のBAドライバーが配置されていて、ここも前作BC04と共通しています。

また、本体背面にはCCZの特許技術であるブラックのシリコン製のイヤーウイングが装着されており、この点も前作BC04から共通の仕様となっています。このイヤーウイングによって非常に良好な装着感を持っているため、長時間の使用であっても、非常に耳が痛くなりにくくなっています。私が持っているイヤホンの中でも随一の装着感の良さを誇っていて、大変驚きました。
ノズルの形状については、前作BC04から変更されているようで、同社のBC02やBC01 Proの形状と同じものに変更されています。若干短く、細くなっているようですね。

ノズルの太さについては、実測で最長部が5.01mmほど、溝の部分である最短部が5mmとなっていました。ぜひ、イヤーピース選びの参考になれば幸いです。

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CCZ BC04 Pro(DUET)の本体形状やデザインをKZ ZAXと比較

なぜ、CCZ BC04 Pro(DUET)の比較対象が前作BC04ではないのかと言いますと、私がCCZ BC04を持っていないためです…(´;ω;`)予めご了承ください…

また、手持ちのKZ ZSN Pro Xと比較したかったのですが、肝心のKZ ZSN Pro Xは接着剤漏れを起こしているため、ZSN Pro Xとほぼ同じ大きさのKZ ZAXとの比較です。両社ともほぼ同じ形状で、ノズル形状やノズル角度と背面のイヤーウイングの有無は異なりますが、どちらも快適な装着感を実現しています。特に本機CCZ BC04 Proは、背面のイヤーウイングがあるためか、とても装着感が良いです。

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CCZ BC04 Pro(DUET)の音質評価環境

ここからは、CCZ BC04 Pro(DUET)の音質を実際に聴いて評価していきます。
今回の検証環境は

スマートフォン直挿しでの評価にスマートフォンとしては、音質に定評のあるSONY Xperia 1 Ⅱを。
DAPでの評価として、SONY NW-A107(いい加減レビュー記事を出します)を。
DACに、最近発売されたばかりのFiio BTR13(レビュー予定)をパソコンに有線接続で。
ケーブルに、付属の3.5mm端子4N無酸素銅線、3.5mmアンバランス接続時の評価に過去にレビューさせて頂いたKBEAR KBX4989、4.4mmバランス接続時の評価にCVJ CANDY(こちらもレビュー予定)
イヤーピースは、付属のイヤーピースと
音源としてApple MusicとAmazon Musicをロスレス視聴

を使用してレビューしていきます。

過去にレビューさせていただいたKBEAR 4989のレビュー記事はこちら!

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CCZ BC04 Pro(DUET)の音質評価(総合評価/組み合わせ別評価/競合モデルと比較)

CCZ BC04 Pro(DUET)の総合評価

CCZ BC04 Pro(DUET)は、CCZ BC04 Pro(DUET)の音質傾向を一言で表すのであれば、ズバリ、ドンシャリです。
一言にドンシャリと言っても様々なタイプがありますが、このCCZ BC04 Pro(DUET)はドンシャリサウンドでありながらも、ボーカル域にもしっかりフォーカスを当てている低域寄りのW字タイプのドンシャリでしょう。音場はそれほど広くなく、奥行きはそれほど感じられませんが、極端に狭いと感じるほどではありませんでした。手持ちの競合他社のイヤホンと比較すると、KZ ZSN Pro Xよりは広く、KZ ZAXよりは狭い感じですね。アンバランス接続時とバランス接続時での音質変化に関しては、アンバランス接続時に比べて、バランス接続時では、かなり明確に低域がブーストされますので、人によって好みが分かれるでしょう。個人的には、本機CCZ BC04 Pro(DUET)はバランス接続時であっても、かなり優れた音質傾向をしていると感じたため、メインではバランス接続して使っています。その点は気分によってバランス接続、アンバランス接続を切り替えて使ってもいいなと感じました。


アンバランス接続時個人的評価
低域★4.7
中音域(ボーカル域)★4.6
高域★4.4
音場表現★3.9
解像度★4.1
バランス接続時個人的評価
低域★4.4
中音域(ボーカル域)★4.4
高域★4.5
音場表現★4.2
解像度★4.0


CCZ BC04 Pro(DUET)の組み合わせ別評価

CCZ BC04 Pro(DUET)×Xperia 1 Ⅱ×付属の3.5mm 4N無酸素銅線×付属イヤピ

まず、この組み合わせでの特徴として明確に言えるのは、DACなどの専用機で聴く場合と比較して、妙実に解像度が低下し、音場が狭くなります。CCZ BC04 Pro(DUET)はカタログスペック自体では、特別、駆動力を必要とするイヤホンではないように感じられますが、やはり専用機との差は大きいようです。また、付属の付属の3.5mm 4N無酸素銅線では、悪くはありませんが、低域のぼわつきや音場の狭さが目立ち、本機の真価はいまいち出し切れていないと感じました。

CCZ BC04 Pro(DUET)×Xperia 1 Ⅱ×KBEAR 4989(3.5mm)×付属イヤピ

次に、ケーブルを以前、記事にてレビューいたしました KBEAR 4989に変更すると、一気に低音域のぼわつきが取れ、解像度が格段に向上したように感じられました。また、高域のシャリつきも抑えられているように感じました。音場表現も格段に良くなりました。ですが、分離感と音場表現がまだまだと感じました。

CCZ BC04 Pro(DUET)×NW-A107×付属の3.5mm 4N無酸素銅線×付属イヤピ

次に、いよいよスマートフォン直挿しではなく、エントリーとはいえ、しっかりとしたDAPでの評価です。まず、一聴してすぐに解像度が格段に向上したのが確認でき、付属のケーブルとの組み合わせであっても、音場が狭く感じるようなことはなく、しっかりとボーカルが前に出てくるようになったと感じました。分離感も大きく向上しています。

CCZ BC04 Pro(DUET)×NW-A107×KBEAR 4989×付属イヤピ

お次にケーブルを前述したKBEAR 4989に変更しての感想です。この状態では、より低域が深く沈み込むようになり、同時により、キレのある締まった低域がなるようになります。高域もより高く伸びるようになり、全体的にまた1段解像度が上がり、分離感もより、強く出るように感じられました。やはり、リケーブルの効果は顕著に感じられますね。

CCZ BC04 Pro(DUET)×Fiio BTR13×付属の3.5mm 4N無酸素銅線×付属イヤピ

いよいよ私の環境では一番音が良いと感じる機器、Fiio BTR13に繋げて聴いていきます。まず、先ほどのNW-A107で聴いた状態からさらに2段ほど解像度と音場表現のレベルが上がったと感じました。しいて言えば少し緩めの低域が気になるでしょうか。NW-A107で聴いた際に比べて、分離感も増しました。

CCZ BC04 Pro(DUET)×Fiio BTR13×KBEAR 4989×付属イヤピ

次は、ケーブルをKBEAR 4989にリケーブルした際の感想です。まず、一聴して高域やボーカル域が一気に伸びるようになったと感じました。より深い締まりのある低域に変貌し、思わず聴き入ってしまうほどです。深く締まる低域に対してもしっかりとボーカルが前に出てくるため、全く不快感を感じません。

CCZ BC04 Pro(DUET)×Fiio BTR13×KBEAR 4989×付属イヤピ

最後に本命のバランス接続時の評価です。まず、一聴して低域が強化され、より深い低域になったと感じ、音場が大幅に広がったのを感じました。にも関わらずにしっかりと前に出てくるボーカル域が美しく、刺さりやシャリつきなども全く感じません。まったくもって素晴らしいの一言です。アンバランス、バランスどちらも好みですね。

競合他社のモデルと詳しく比較して

私は、前作BC04を持っていないために、前作との比較はできませんが、今作CCZ BC04 Pro(DUET)は非常に優れている周波数特性だと言えると思います。競合他社の似たモデルであるKZ ZSN Pro Xと比較しても、好みこそ分かれるでしょうが、本機はKZ ZSN Pro Xより優れていると感じました。KZ ZSN Pro Xは非常に強烈な低域を持ち、2020年に発売されてから今もなお、人気のモデルですが、欠点として曲によって高域の刺さりがみられる場合がある点、低域の解像度があまり高くない点などが挙げられます。本機CCZ BC04 Pro(DUET)はそれらに比べて、高域の刺さりが感じられず、低域の解像度がより高いように感じました。低域はKZ ZSN Pro Xのほうが沈み込みますが、それに比べて、本機CCZ BC04 Pro(DUET)は、それに比べて少し浅い程度で、この点はKZ ZSN Pro Xにアドバンテージがあると思います。

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過去にレビューさせていただいたKBEAR 4989のレビュー記事はこちら!

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