ゲーミングイヤホン入門に最適!KBEAR NZ02 【哪吒】をレビュー!

皆さんこんにちは。雪餅ゆきっちです。今回は、ゲームプレイに特化したイヤホンとしての新たな選択肢として登場した「KBEAR NZ02」
なお、今回は引き続き、KeepHiFi.JP様(https://x.com/KeephifiO)より商品をご提供頂きました。また、今回のレビュー記事に関して、製品提供以外の金銭の授受や内容に関する指示などは一切ございません。レビュー記事の内容に関しては、完全に私が感じたままの印象をレビューしています。
KBEAR NZ02のレビューまとめ!

- 2000円台前半の低価格イヤホンとは思えないバランスの優れた音質
- ゲームプレイにも適した音質
- 強すぎない低域の迫力が魅力
- 付属ケーブルが若干力不足
- ボーカルが若干引っ込む
🎧音の特長
まずは、KBEAR NZ02 【哪吒】のカタログスペックを見ていこう!


製品名 | KBEAR NZ02 【哪吒】 |
ドライバー構成 | 1DD PU+PET複合ダイヤフラム振動版 8mm? 2重磁気ダイナミックドライバー |
インピーダンス | 16Ω±15% |
感度 | 105㏈±3㏈ |
応答周波数 | 20Hz~20kHz |
付属ケーブル | 3.5mm端子 6芯 ダブルアルホイルケーブル |
定価 | 2,599円 10%OFFクーポン使用で2,399円 |
KBEARのゲーミングイヤホンシリーズとしては「KBEAR MONKIE K01」に続く製品的な立ち位置の製品でしょうか。
いざ開封の儀!!

今回のKBEAR NZ02 【哪吒】も毎回恒例の小型のパッケージなのですが…若干横長のパッケージとなっていて驚きました。また、箱の形状も横から引き出すタイプになっています。珍しいです。

箱を引き出すと透明なチャック袋が出てきました!どうやら袋の中に説明書やイヤホン本体、イヤーピースがすべて入っているようです。


ついにお出ましです!今回は、シルバー、ブラック、レッドの3色ある内のブラックをいただきました!
フェイスプレートに書かれた金色の印字とちょっと独特なケーブルの見た目が興味をそそります!
イヤホン本体はリケーブルできない仕様になっていているにも関わらず、ケーブルが付いている状態でもかなり軽くて驚きました。あまりにも軽かったので最初はフェイスプレートはプラスチック製だろうと思っていたのですが、どうやら亜鉛合金製になっているようです。どうりで軽いわけです。
ケーブルの見た目がかなり個性的でスタイリッシュに感じます。個人的にはかなりデザイン好きです。
簡単な感想を述べたところでいよいよ音質の評価といきたいところですが…その前に付属品を確認していきたいと思います。
KBEAR NZ02 【哪吒】のパッケージ内容


KBEAR NZ02 【哪吒】のパッケージ内容は、シンプルでイヤホン本体とS、M、Lのイヤーピースに取扱説明書のみとなっています。低価格帯のイヤホンにはありがちな内容となっていますね。
KBEAR NZ02 【哪吒】の音質レビュー
🎧音の特長


KBEAR NZ02 【哪吒】の音質を一言で表すのであれば、ズバリ「バランスが良く、ゲーム以外でも活躍できるお手軽イヤホン」といった印象です。特に下位機種と思われるKBEAR MONKIE K01にあった荒さが取り除かれている印象を受けました。K01との一番大きな差は、高域のシャリつきや荒さが、NZ02ではかなり取り除かれていて周波数バランスもよりニュートラルなバランスへと近付きました。実際に、商品ページに掲載されている周波数傾向のグラフでも左のK01に比べて、NZ02では、低域が減衰し16Kあたりの高域が減衰していることが確認できます。
低音域
バランス的には、弱ドンシャリ傾向といった感じでしょうか。音場に関しては、正直あまり広いとは感じません。左右の奥行きは感じますが、少し狭めに感じます。K01からは着実に向上している印象ですね。さすがにBA搭載機にはかないませんがこの価格帯ではニュートラルレベルな印象です。
低域に関しては、KBEAR MONKIE K01で感じた解像度の不足感が解消され、ぼんやりと広がるような低域がしっかりと塊になって締まったキレ良い低域へと大幅に改善しています。ゲーミングイヤホンなのにふっつうに音楽楽しめちゃう領域まで来ちゃった印象です。また、低域バランスもかなり良くなったおかげで音楽が楽しいのなんの…特に椎名林檎さんの長く短い祭では、ベースの響きが最高でした!(https://youtu.be/3LVAmMxICoA?si=sBWyIy9wuMbWHXlA)
中音域、ボーカル域
次に中音域、ボーカルの評価へと移りましょう。ここもK01から大きく改善していると感じる部分です。K01よりもHZ02ではボーカルが前に出てくるようになっています。解像度も大きく上がっていて特に女性ボーカルに対しての恩恵を大きく感じます。さすがに上位価格帯の製品やBA搭載機にはかないませんが、女性ボーカルの伸びも増しているように感じます。低域との分離感も大きく改善しています。実際にゲームプレイ時のボイスチャットもかなりクリアになっていて足音にかき消されにく聴きやすくなっていましたよ。トランペットなどもより艶のある音になった印象です。
高域
最後に高域です。前作のK01では若干感じた刺激的な高域(特にハイハット)が大きく改善され、粗さが取り除かれています。一方でハイハットはの主張は一歩、後ろに下がった印象ですが、聴き疲れしにくい音質にはなっているといえます。個人的には、今作のNZ02の方が圧倒的に好きなサウンドですね。一方で女性ボーカルの伸びといった観点ではもう少し欲しいとは感じました。
総合評価

いろいろと長々語ってきましたが、はっきり言ってKBEAR NZ02 【哪吒】は個人的にはかなり”買い”なイヤホンだと感じました。唯一気になった点としては仕方のないことではありますが、ゲーム機などに挿して使う際には若干のホワイトノイズを感じる点くらいでしょうか。
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