【海上浮遊都市】サウジアラビアの海に浮かぶカメの形をした巨大ヨットの計画とは…

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近年、石油産出国である中東、サウジアラビアやドバイで有名なアラブ首長国連邦などでは多くの都市計画が行われており、世界で一番高い建造物で高さ828メートルのブルジュ・ハリファなどをはじめとしたユニークな建物が数多く存在しています。

カメの形をした浮遊構造物

このカメの形に設計された構造物が作られれば、”世界最大の浮遊構造物”になるようです。名前は「パンゲオス」。

設計者はイタリアのデザイナー『ラザリーニ』で「パンゲオス」という名前は、数百万年前の古生代後期から中世期初期にかけて存在した超大陸パンゲアにちなんで名付けられました。デザイナーのラザリーニはこのパンゲオスの巨大さからヨットとは呼ばず”テラヨット”と表現しているほど。

これまでに建造された最大船舶は、日本の会社である住友重機械工業によって建造されたシーワイズ ジャイアントで、その長さは 458.45 メートル (1,504.10 フィート) です。

そしてパンゲオスの大きさはというと、長さは550メートル、幅は610メートルと長さもですが幅もとても巨大です。

カメの形をした構造物は、最大 60,000 人を収容できるように設計されています。船体の上にはホテルや別荘、ショッピングセンター、公園、クラブ、港、垂直離着陸機の空港などがあり、テラヨットの各側面に 19 の別荘と 69 のアパートが計画されています。屋上には 72 のテラスが用意されています。海の景色を望む客室もあれば、船の中央港エリアを見渡す客室もあります。

パンゲオスは海上を航行することになりますが、動力源は巨大な高温超電導(HTS)モーターが9基、合計1万6800馬力を出力する推進ユニットを搭載し、約9.3km/hで航行するみたいです。軽くランニングする程度の速さということです。こんな巨大な街を動かすと考えたらそんな速くは航行できないですよね。
発電方法は主に2つあるようです。1つ目はカメの甲羅部分についているソーラーパネル、もうひとつはカメのひれ部分で発生する波力によって電力を生み出す波力発電だという。

パンゲオス、実現するには…

設計者のラザリーニによると、このプロジェクトを実現するには8年間で80億ドルもの投資が必要だと言います。
パンゲオスを建設するためには約1万平方キロメートルの海を掘削し、円形のダムを建設し、パンゲオスを造る場所づくりから始めなければならないということです。

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