【JN-MD-OLED133FHDR-T レビュー】タッチ対応の13.3インチ有機ELモバイルモニター、色の深みが抜群だった。JAPANNEXT
ノートパソコンなどと一緒に持ち歩いて使うことのできるモバイルモニター。手軽にマルチディスプレイ環境や、スマホの画面を大画面にすることができるなど使い道が色々ありますが、一般的なモニターはタッチに対応した製品は少ない中、”タッチ対応”の有機ELモバイルモニターがJAPANNEXTから発売されたということでJAPANNEXTからお借りした「JN-MD-OLED133FHDR-T」をレビューしていきます。
JN-MD-OLED133FHDR-Tの特徴
- 13.3インチ FHDディスプレイ
- 有機ELパネル採用
- マルチタッチ対応
- 重さは本体約700g、スマートケース約300g
- USB Type-C一本で接続可能
- USB OTGケーブル(別売り)でキーボードやマウス接続可能
- ステレオスピーカー内蔵
JN-MD-OLED133FHDR-Tの外観をチェック
付属品
- miniHDMI to HDMIケーブル
- Type-Cケーブル
- Type-C toUSB-Aケーブル x 2
- USB OTGケーブル
- 電源アダプター
- VESAネジx4
- マニュアル
- 保証書
- スマートケース
他に買い足すものは特に必要ありません。デスクトップPCに接続するときはminiHDMI to HDMIケーブルを使ったり、ノートPCやスマホとはType-Cケーブルを使うなど、付属品のみで接続することができます。
フレームレスデザインのコンパクト設計
JN-MD-OLED133FHDR-Tはフレーム幅 6ミリの3辺フレームレス設計。コンパクトでより大画面を実現しています。
本体の左側面には電源ボタンとメニューや音量調整ができるスクロール式のボタン、オーディオジャックが搭載されており、本体右側には各種ケーブルポートが搭載されています。
また左右にはステレオスピーカーも搭載されているので、JN-MD-i133FHDR-Tを横向きに置いた際にステレオサウンドを聴くことができます。
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素材は側面と背面、前面のロゴがある底面フレームの部分はシルバーのアルミのような素材が使われており高級感があります。フレーム部分はさらさらとしたプラスチックとなっています。
ロゴは白色でシルバーとの相性は抜群ですね。
スタンドになる着脱式カバー
先ほどまでの画像を見ての通り、このタッチ対応モバイルモニターには着脱式のカバーが付属しています。
こちらを使うことで、モニターに傷がつくのを防ぐと同時に、横向きにモニターをすぐに立てることができるので常にカバーをつけておくと便利です。カバーは磁石で付く仕組みになっています。
Surface Pro7と比較した際の厚さは、カバーを付けた状態でほとんど同じくらいでした
またカバーの重さは300gです。本体が700gなので合わせると1kgになりますから、カバーを付けると感じられるくらい重さが変わります。
タッチパネル搭載って使い道が色々。
JN-MD-OLED133FHDR-Tの一番の魅力は何と言っても “タッチパネル搭載” ですよね。
「タッチ機能はWindowsのみで使用可能です。」とJAPANNEXTの製品ページには記載されていましたが、Galaxy端末(Galaxy S21 Ultra)でも使用することができました。
「スマホでみんなと写真とか動画見るとき、画面が小っちゃくて見えにくいなあ」
このモバイルモニターを使えば大画面で見れるし、タッチにも対応してるから誰からでも操作しやすくなったよ!
ということでこんな感じで対応しているスマートフォンではType-C接続で画面をモバイルモニターに映すことができます。
Galaxyのフラグシップ端末は、デスクトップモード(Samsung Dex)に対応しているので、GalaxyをJN-MD-OLED133FHDR-Tに接続し、Dexをオンにすることで、デスクトップPCと同じような操作をすることが可能になります。
タッチは指はもちろん、ダイソーなどで売られている静電気式のタッチペンにも対応しています。
タッチした時の反応速度も全然気にならないスピードで、滑らかな動作をしてくれます。
また、2本の指でピンチズーム・アウトすることで直感的に拡大縮小の操作をすることができます。
Type-Cケーブル一本で接続できる
JN-MD-OLED133FHDR-TはUSB Type-Cケーブル一本から接続することができます。
僕が持っているSurface Pro7もハイブリットシグナルに対応していますが、先ほど説明したようにスマートフォンでもGalaxyのハイエンドモデルは対応している製品が多いです。
詳しくはご自身がお持ちの端末が画面出力に対応しているかを確認してください。
また、SurfacePro7などのPCやスマホ側のType-Cポートが画面出力と充電両方に対応している場合はモバイルモニターの余っているもうひとつのType-Cケーブルを充電ポートと接続することで、モバイルモニターを介してPCやスマホを充電しながら画面出力を行うことができます。※1
ということは、USB-C to Cケーブルを2本持ち歩くだけで、PCやスマホ本体を充電しながら画面出力もできるという。なんて便利なんだ。
ちなみに僕はスマホもノートPCもカメラもモバイル充電器も全部Type-C to Cケーブルで完結しますが、JN-MD-OLED133FHDR-Tを持ち歩いても今まで通りですね ^ ^
※1
パソコンなどは30Wほどの高出力でないと充電できない場合があるため、JN-MD-OLED133FHDR-Tに付属しているUSB-A to Cケーブルと電源ポートではパソコンなどの充電ができない場合があります。(JN-MD-OLED133FHDR-T付属の電源ポートの出力は10W)そのため、上のようにPCなどを同時に充電したい場合はそのPCを充電できる出力のType-Cケーブルと充電ポートを使用してください。
僕はこちらを使用しています
JN-MD-OLED133FHDR-Tのディスプレイ性能は…
FHD(1920×1080)解像度のディスプレイ
JN-MD-i133FHDR-Tは、FHD解像度(1920×1080ピクセル)のディスプレイを搭載しています。解像度としては一般的なモニターと同じで、YouTubeでは1080pの画質まで視聴することが可能です。
1枚目がIPS液晶 FHD解像度「JN-MD-i133FHDR-T」、2枚目がJAPANNEXTの4K解像度「JN-MD-IPS1331UHDR」、3枚目が今回レビューしている「JN-MD-OLED133FHDR-T」です。(画像をクリックすると拡大されます。)
解像度を比較してみると、FHDは4Kと比較すると4分の1の解像度になります。基本的にはFHD解像度があればYouTubeの1080pも見れるし、画質悪いって思うこともないので問題ありません。しかし4K高画質のモバイルモニターがほしいという方はこのようなモデルもあるのでぜひご覧ください。
有機ELパネルで鮮やかに映し出せる
「JN-MD-OLED133FHDR-T」のディスプレイは、上下左右170°の視野角度を持つ有機パネルを採用しています。
そのためこのようにコントラストの高い画面をどこから見ても美しく映し出すことができます。
有機EL / IPS / IPS Black を比較してみた
では実際に有機ELの実力をほかのモニターと比較してみます。
左はIPS液晶、右上がIPS Black、右下が有機ELの「JN-MD-OLED133FHDR-T」です。
今回、比較用に壁紙を自分で作ってみました。背景の黒は完全な黒にしています。有機ELパネルは、黒色の表現に深みがあってコントラストの高い映像を映してくれるはずです。
まず、IPSと有機ELの違いは写真でもよくわかります。黒の背景部分が全く違いますよね。IPSのほうは黒なのに少し明るくなっています。
IPS Blackと有機ELはどうでしょうか?そもそも、IPS Blackとは、IPS液晶を進化させて黒がより黒く表現されるようにパワーアップした液晶パネルです。IPS Blackと有機ELは写真では違いがわかりにくく、明るい室内でもあまり差はありませんが、実際に暗い部屋で見てみると違いがわかるようなくらいです。
そのため、デザイン用途でモバイルモニターを使いたい方やより美しい映像(特に夜景など暗い映像)を楽しみたい方は有機ELがおすすめです。
ディスプレイは光沢を採用しているので、画面がきれいに見える反面、屋外の光が差し込むような明るい場所では反射が気になることもあります。
また、HDR(ハイダイナミックレンジ)に対応しているため、SDR(スタンダードダイナミックレンジ)と比較してコントラストの高い、リアルな深みのある映像を表現することができます。※HDR機能を有効にするには接続機器やコンテンツがHDRに対応している必要があります。
また、画面のチラつきを抑えるフリッカーフリー機能や、ブルーライト軽減機能も搭載されており、目への配慮もされているところもポイントです。
「JN-MD-OLED133FHDR-T」のレビューまとめ
今回はタッチパネル対応のモバイルモニター「JN-MD-OLED133FHDR-T」をレビューしました。
- タッチパネル対応がいい
- 美しい映像を楽しみたい(特に夜景など暗い映像)
- Type-Cでケーブルを統一したい
- カバンに入るサイズがいい
こちらのタッチパネル付きモバイルモニターは、持ち運びはもちろんですが、デスクトップPCなどのサブモニターとしてももちろん使えますし、モニターアームを付けることもできるので、幅広く活躍してくれそうなモニターです。
JAPANNEXTのモニターはTEKUNOTESでもたくさんレビューしているのでぜひほかの製品も気になったらぜひご覧になってください。
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JAPANNEXTってどんな会社?
JAPANNEXTは、千葉県いすみ市に本社を置いている日本のコンピューターモニター製造・販売会社です。いすみ市の使われなくなった小学校を本社として再活用されています。
同社は、高品質なモニターを中心に、液晶ディスプレイ、PC関連製品、デジタルサイネージなどを提供しています。
日本メーカーではあるもののコストパフォーマンスに優れてる製品が多いのが魅力的で毎週のように新製品を発表している勢いのあるメーカーです。
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