ストレージの引越しを簡単に! M.2SSD換装にも対応するEaseUS Disk Copy
初めに
PCの容量が足らない!
読み込みが遅くてソフトが立ち上がるのに時間がかかる!!
このように、PCを長年使用しているこのようにいろいろと問題が出てきます。
その際、新しいSSDに移行できれば良いのですが、OSやデータを安全かつ正確に移行するには普通のコピーではあまりよくなく、信頼できるクローン作成ソフトが必要不可欠です。
そこで今回は、最新のSSDであるM.2 SSDの換装に適した「EaseUS Disk Copy」を活用し、簡単にストレージの「引越し」を実現する方法について紹介します!
なぜM.2 SSDへの換装が必要なのか
そもそもなぜM.2 SSDに変更したほうが良いのでしょうか?
M.2 SSDは従来のSATA接続SSDと比べ、圧倒的な転送速度を誇ります。
例えば、NVMe対応のM.2 SSDは、最大で従来のSATA SSDのおよそ6倍もの速度を実現でき、重たいアプリケーションの起動やファイルの転送が圧倒的に速くなるのです。
また、ストレージの大容量化が進む中で、より大きなM.2 SSDに換装することで、PCが抱えるストレージ不足の悩みも解消されます。
!!!しかし!!!
OSを含めた完全なデータ移行を行う場合、適切なツールを使わないと途中でデータが壊れたり、移行後に動作しなかったりします…。
そこで次章からは、今回ご紹介するEaseUS Disk Copyを用いて既存のディスクからM.2 SSDへのクローン方法について説明していきます。
ちなみに、本ソフトウェアを開発した企業は、本サイトでもお馴染みのEaseUS社です。
TEKUNOTESではEaseUS社が提供している他のソフトウェアもご紹介しているのでそちらもぜひ!
EaseUS Disk Copyを活用したM.2 SSDクローン作成の手順
EaseUS Disk Copyは、シンプルな操作性と多くの機能が特長で、セクター単位のクローン作成をサポートしているソフトウェアとなっています。
この方法を用いるとPCのあらゆるデータをそのまま新しいSSDにコピーできます。この章は、EaseUS Disk Copyを用いて現在のデータを別のM.2 SSDにクローンする方法について順序ごとに説明します!
1. M.2 SSDをPCに取り付ける
クローン作成を始める前に、まず新しいM.2 SSDをPCに接続させます。これはみなさんが買っているPCによって方法が変わってくるので、メーカーのサイトにアクセスしたりして確認してください!
※ただし、使用しているPCのインターフェースの互換性にあったM.2 SSDでない場合や、M.2スロットに空きがないと接続できないこともありますのでM.2 SSDを購入する前にしっかり確認が必要です。現在使用しているものを高性能なM.2 SSDに切り替えたいが空きがない場合は、M.2 SSDを外付けで接続できるケースなどを使用すると解決できます!
2. 接続したM.2 SSDを初期化する
次に接続したM.2 SSDを初期化します。
※これをしないとPCが認識してくれず、クローンができません。
まず、スタート(Windowsのマーク)を右クリックし、ディスクの管理を開きます。
クローン元のディスク(基本的にはディスク0)を右クリック。
プロパティのボリュームからSSDのパーティションスタイルを確認します。
新しいディスクを右クリックし、ディスクの初期化を選択します。ここでパーティションスタイルを先ほど確認したクローン元と同じものに設定し、実行します。
※クローン元のSSDのパーティションスタイルとクローン先のSSDのスタイルを同じにすることで、スムーズにSSDをクローンすることができます。
3. EaseUS Disk Copyをインストールし、クローンを作成
次にEaseUS Disk Copyの日本語版サイト(https://jp.easeus.com/disk-copy/index.html)にアクセスし、無料ダウンロードの欄からインストーラをダウンロードします。
インストーラを起動すると自動的にインストールが開始されます。
インストールが完了すると次のような画面が表示されます。最初は無料版でクローン出来るか、対応しているかを試してみるといいので右上の×を押してください。
「ディスクモード」オプション(基本的には最初の画面)を選択し、クローン元(現在使用中のSSD等)とクローン先(新しいM.2 SSD)を設定します。このとき、「セクターバイセクター方式コピー」の欄を選択し実行してください。
※セクターバイセクター方式コピーを選択しないと、クローンしてもOSやアプリケーションが正しく動作しない危険性があります!!!
ただしクローンするには有料版が必要です。
4. クローン作成の進行と完了後の動作確認
設定を完了すると、EaseUS Disk Copyが自動的にクローン作成を開始します。クローンには元ディスクの容量や、ディスクの性能によって時間が前後するので注意が必要です!クローンが完了したらPCの電源を切り、新しいM.2 SSDをメインのポートに差し込み、今まで使っていたSSDなどは取り外して保存しておきましょう。(前のSSDなどを保存しておくと、新しく変えたM.2 SSDが故障したときなどにバックアップとして利用することができます!)また使用しているPCの環境によってはPCを再起動し、BIOSでブートドライブを新しいM.2 SSDに変更する必要があります。(BIOSはPCのメーカーによって変わるのでメーカーのサイトで確認が必要です。)その後、正常に起動することを確認してください。スムーズに起動すれば、クローンは完了です!
有料版を買うときの注意点
EaseUS Disk Copyには有料版エディションが3つあり、それぞれに買い切り型やサブスク型があります。個人的に利用する場合はPro版で十分ですが、複数のPCで利用したい場合にはTechnician版、ネットワーク経由でクローンしたい場合はServer版を購入する必要があります!
まとめ
Good Point
- 簡単な操作性
「EaseUS Disk Copy」はシンプルな操作性で、初心者でもクローン作成を行いやすく、PCのストレージ移行がスムーズにできる点が魅力! - セクターバイセクター方式のサポート
データの完全なクローンを作成するための「セクターバイセクター方式」に対応しており、OSやアプリケーションが正常に動作するクローンが可能! - 高い転送速度とストレージ容量の向上
M.2 SSDは従来のSATA SSDより高速で、PC全体のパフォーマンスが大幅に向上します。大容量のストレージへの換装で、容量不足の問題も解消できる!
注意点
- 初期化や設定ミスのリスク
新しいSSDの初期化手順やパーティションスタイルの確認が必須で、手順を誤ってしまうと認識されなかったり、エラーが発生したりするリスクがあるので注意が必要かも。
今回はM.2 SSDのクローンする際に有効な手段であるEaseUS Disk Copyについて説明しました!ほかのソフトに比べ、操作がとてもわかりやすく、クローンをしたことがない初心者の方でも簡単に使いこなせるものだとわかりました!また、今回紹介しなかったパーティションごとのクローンや、ブータブルメディアを作る機能もあり、1度だけのクローンの場合や何度もクローンする場合などによって1か月版や1年版、永久版などを選んで購入することができます!ぜひEaseUS Disk Copyを使って快適なPCライフを送ってください!
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