【OPPO Reno14 5G レビュー】ライバル多し、ミドルハイの『覇権』を獲れるのか。

はいどーも、そーすけです!『TEKUNOTES』ではお久しぶりですね。
前回寄稿した『Xiaomi 14T Pro』に続いて、今回も『出張編』ということで、6/19に発表された最新スマートフォン『OPPO Reno14 5G』をオウガ・ジャパン様よりお貸出頂きました!
『りんご通信』ではメンバーのあおとくんがレビュー予定なので、是非この記事と見比べながら機種のよさを知ってもらえれば嬉しいですね。
OPPO AI 2025 新製品発表会


6/19に都内某所で行われた『OPPO AI 2025 新製品発表会』にて発表された製品は下記4点です。
- OPPO Reno13 A
- OPPO Reno14 5G
- OPPO Pad3 Matte Display Edition
- OPPO Enco Buds3 Pro
例年通りだったら『OPPO Reno13 A』と後ちょろっと出して『はい終わり!』だと思って発表会に臨んだんですけど、今回まさかの『隠し玉』として発表されたのが『OPPO Reno14 5G』なんですよね。




外観を見ていく。
続いて『外観』を見ていきましょう。
ディスプレイを正面として『本体右側面』に音量キーと電源キーを備えます。『本体左側面』にはボタン配置はなく、アンテナラインのみ。








『本体上面』にはマイク穴とアンテナライン。そして『本体下部』にはスピーカー、USB-Cポート、SIMスロットを備えます。
ディスプレイについては約6.6インチ 2,760×1,256 (FHD+)、リフレッシュレート最大120Hz、最大輝度1200nitsです。極小ベゼルで画面占有率は93.4%とここまではいいんですけど、気になったのはやっぱり最大輝度1200nits。


現行のミドルレンジモデルですら3000nits近いのに、ミドルハイで1200nitsは流石に暗いなと感じましたね。実際に視認性チェックも見てみましょう。




屋内における視認性については光が強い場所でなければ問題はなさそうですが、屋外など光が強い場所においては最大輝度でも暗く見えます。ここは価格帯も考えると大きなマイナスポイント。


生体認証については『画面内指紋認証』『顔認証』に対応。光学式なので、本体下部にセンサーを内蔵します。サイズ感的にうっかり落としそうになりますね、ここは注意が必要かも。
気になるカラーについては、見る角度によって色が変わるメインカラーのオパールホワイトと落ち着いたルミナスグリーンの2色展開。なお、今回メーカーからお借りしたのはルミナスグリーンになります。
やっぱりオパールホワイトの色味に惹かれますけど、どっちの色も安っぽさを感じさせないのは個人的にポイント高い。
ただ、色味といい、デザインといい、どことなく某りんごの『iPh○ne 13 P○o』に見えなくもないよね?ってメンバー内でネタにしてたんですけど、これオフレコでお願いしますね笑


スペックについて
続いて『スペック』について解説!
まずは基本スペックについてまとめてみました!
スペック詳細 (タップで開閉できます!)
スペック詳細 | |
---|---|
機種名 | OPPO Reno14 5G |
製品画像 | ![]() ![]() |
販売キャリア | オープンマーケット |
サイズ/重量 | 158×75×7.4mm 187g |
SoC | MediaTek Dimensity 8350 オクタコア (3.35GHz+3.2GHz+2.2GHz) |
メモリ/ストレージ | 12GB/256GB ※外部ストレージ非対応 |
バッテリー | 6,000mAh 80W急速充電対応 |
搭載OS | Android 15ベース (ColorOS 15) |
アップデート | OS:5回保証 セキュリティ:6年保証 |
ディスプレイ | 6.6インチ 画面占有率:93.4% FHD+/2,760×1,256 OLED 460 PPI リフレッシュレート:最大120Hz 最大輝度:1200ニト |
カラー | オパールホワイト ルミナスグリーン |
防水/防塵 | 対応 (IP69) |
アウトカメラ | 約5000万画素広角 OIS対応 F 1.8 約800万画素超広角 F 2.2 画角116° 約5000万画素望遠 3.5倍望遠 OIS対応 F 2.8 |
インカメラ | 約5000万画素 F 2.0 |
生体認証 | 顔認証 画面内指紋認証 |
オーディオ | ステレオスピーカー |
おサイフケータイ | 対応 |
Wi-Fi | 802.11 a/b/g/n/ac/ax |
Bluetooth | 5.4対応 |
USB規格 | USB-C |
SIMサイズ | nano SIM+nano SIM nano SIM+eSIM |
発売時期 | 2024年7月17日 |
価格 | 79,800円 |
とりあえずこんな感じです。早速順番に解説していきましょう!
今年採用率高めな『Dimensity 8350』
まずは『SoC』ですが、今年発表されたミドルハイ端末で採用率が高い『MediaTek Dimensity 8350』を採用。


高い処理能力と省電力性能に優れたCPUが特徴。ベンチマークスコアは約140万点とミドルハイクラスで考えたら高性能の部類に入ります。まぁ、ベンチマークが全てではないですけど。


ゲームパフォーマンスを高めるデュアルエンジンとして高フレームレートをサポートする『MediaTek HyperEngine』とOPPO独自のゲームに最適化されたエンジン『AI HyperBoost 2.0』を搭載。ゲーミングにも余念ないな。
メモリ 12GB、ストレージ 256GBを備えます。今年発表されたミドルハイ端末の多くはこの構成が目立ちますね。なお外部ストレージには非対応。SDカードは使えません。要するにクラウドを使えって事ですね。
OSアップデートについては5回保証、セキュリティアップデートについては6回保証と発表会では言ってましたけど、メーカー公式ページには記載ないんですよね。え、まさか約束を反故にするなんて事はないですよね?OPPOさん笑


ベンチマークスコアについて






実際のスコアについては上記の通りです。
AnTuTuについては総合スコアで約136万点。GPUスコアが頭1つ抜けてますが、決してズバ抜けてるというわけでもないですね。
全体的に見るとどの数値もバランスよく高いような印象を受けます。
水中撮影も可能。『IP69』
『防水/防塵性能』については『IP69』に対応。なんと水中撮影出来ます。Renoシリーズでどこを目指してるんでしょうねOPPOは笑


なんと80℃の熱湯でも耐えられるだけの耐久性を誇ります。そして『釘が打てる』との触れ込みで話題になった『OPPO A3 5G』同様、この機種でも釘が打てるらしいんですが、発表会内では特に言及されませんでした。いやしろよ笑
実際に水中撮影のデモンストレーションを発表会にて実施してたので、その模様はショート動画をチェックしてみてください。
サイズはコンパクト。頼もしいバッテリー
本体寸法については高さ 158mm × 幅 75mm × 厚さ 7.4mm 重量187gと現行端末は大きさも重量も気になる端末が多い中でも割とスッキリとしたサイズ感。
そんな本体サイズに対して、バッテリー容量は6,000mAhと大容量。さらにOPPO独自規格『80W SUPERVOOC フラッシュチャージ』に対応してるので、専用充電器を用いる事で急速充電が可能です。


なお、そんな専用充電器については付属してません。大事な事なのでもう一度。充電器は付いてません!!!!
なので、80W急速充電を利用するにはOPPO公式から専用充電器を購入する必要があります。直近で在庫処分なのかセールしてばら撒いてますけど、再生産するんですかね?それか80W充電器が付属されてたOPPO Reno10 Pro 5Gでも買えと?舐めてます?
っと、これ以上はTEKUNOTESさんの色に合わないので辞めておきましょう。
作例紹介
ここからは『作例紹介』のパートに移りたいと思います。気になる『カメラスペック』については下記画像にまとめました。


5000万画素光学カメラと800万画素超広角カメラは同時期に発表された『OPPO Reno13 A』と同様。目玉の5000万画素望遠カメラは3.5倍光学ズームに対応し、デジタルズームで最大120倍まで撮影可能です。
いつも思うんですけど、OPPOさんは何故か広角カメラと望遠カメラのセンサーサイズが非公開なんですよね。なんなんでしょう。
とりあえず作例をいくつか紹介していきます。
超広角








まずは超広角から。ミドルからミドルハイの中華スマホに割と脳◯で搭載されてるやる気のないカメラですが、以前そーすけがnoteでレビューした『OPPO Reno13 A』と比較すると、シャープネス控えめで歪みも少ないです。
色味も自然でノイズ少なめなのもポイント高いですね。よっぽどこだわる人でなければこれで十分かも。
広角 (1〜2倍)








『広角』です。こちらも歪みが少なく、Dimensity特有の青緑さを感じません。いいですね。
シャープネスも強くないので、自然な写真が楽しめるのも評価高め。割とAIに振ってた事もあってそこまで期待してなかっただけに思ったよりもいい。
ズーム比較








まずは『日中』から。今回は等倍から順番に現実的な倍率の30倍ズームまで撮影。
目立った画像の荒れもなく十分見れる写真に仕上がってます。今回、OPPOが目玉機能として推してる『OPPO AI』による補正なんでしょうけど、まさかここまできれいに補正してくれるとは正直驚きを隠せませんでしたね。
ここまでくるともうなんでもあり感はありますが。








『夜間』です。3.5〜7倍はディテールこそ保ってますがノイズが気になりますね。
1番驚いたのは30倍。これAI補正でノイズ感は吹き飛んでますが、ここまでくると最早『絵』に近い。写真本来の自然さはないので好みが分かれそうですけど、これはこれで面白いなと。
望遠 (3.5倍〜)








目玉の『望遠』ですが、ズーム比較でも紹介した通り補正力が強いので初心者でも手軽に撮れるのはGoodポイント。
最大120倍までズーム可能ですが、実用的なのは7倍程度。でもミドルハイって立ち位置で考えたらかなりいい部類なんじゃないかな。
夜景 (低照度)








『夜景 (低照度)』についてはこんな感じ。
ノイズ感については人によっては若干気になるかな程度。ディテール感についてもしっかり残ってますし、フレアも気にならない。いい意味で裏切られましたね。
そういえばこちらも目玉機能の1つとされる『AIフラッシュ』は結局使いませんでしたね。
そーすけ的まとめ
まとめです。
何度も書いてメーカーさんには申し訳ないんですけど、コスパがイかれてるPOCO F7や、本気を出したFCNTのarrows Alphaと比較すると『あまり期待してなかった』ってのが本音なんですが、思ってた以上に満足度の高い製品でした。
ただ、同時に不満点も見えてくる、ある意味『発展途上で中途半端な機種』という評価もそーすけ的にはあります。では、順番にまとめていきましょう。
そーすけ的『よかった点』
- ミドルハイにふさわしい『チップ性能』
- 安っぽさを感じない、お洒落な『デザイン』
- 水中撮影も出来る『耐久性』
- 薄型、なのに大容量な『バッテリー』
- 期待以上、優秀な『カメラ性能』
- 補正力高め、手軽に使える『AI補正』
そーすけ的『もう一歩な点』
- おサイフケータイ非搭載
- 割と気になる『熱持ち』
- 外で見るなって事?『低すぎる最大輝度』
- 日本人に優しくない『指紋認証の位置』
- コストカットすんなし『80W充電器未付属』
あとがき
いかがでしたか?
まとめでも書いた通り、発表会後再度スペックを見返して『コスパ微妙』だとか『あんまり期待出来ないかも』だとかそういう感想を抱いてました。実際に使ってみると『思った以上に薄いし軽い』『写真もきれいに撮影出来る』といった、スペック表では見えてこない良さがじわじわ出てくる、そんな製品でしたね。デザインや薄さもいいですし、オパールホワイトの背面はずっと眺めてられます。
ただ、画面輝度については現行機種と比べると暗すぎますし、値段も中途半端。80W充電対応なのに充電器は付属無しでユーザーをコケにしてるのかなとも思いますけど、これまでの『やる気のないオウガ・ジャパン』から考えたら1歩前進したのかなとも感じました。実機をお借りしてるにも関わらず全くの『忖度無し』ですねこれ笑
ということで、今回はここまで!
また機会があれば、その時はよろしくお願いしますね!そーすけでした!
今回紹介した製品


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