【実機レビュー】1万円台前半で買える8インチ格安タブレットを徹底検証!FPD タブレット 8.4インチ(CP08-J1)

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「サブ機として使えるタブレットが欲しいけど、iPadは高いし、かといって安すぎるモデルは動作がもっさりしていて不安……」

そんな悩みを抱えている方、多いのではないでしょうか。動画視聴や電子書籍、ちょっとしたネット閲覧くらいなら、無理に高価なハイエンドタブレットを選ぶ必要はありません。とはいえ「安かろう悪かろう」な製品を掴んでしまっては本末転倒です。

今回レビューする「FPD タブレット 8.4インチ(型番:CP08-J1)」は、UNISOC T620・18GB RAM・128GB ROMという構成を、1万円台前半という価格に詰め込んだ意欲的な1台です。果たしてこの価格でどこまで「使えるタブレット」に仕上がっているのか。スペック表だけでは見えてこない部分まで、実機を触った視点で徹底検証していきます。

本記事では、開封時の第一印象から画面の見やすさ、処理性能、バッテリー持ち、そして気になるコストパフォーマンスまで、良い点・悪い点の両方を包み隠さずお伝えします。

この記事は提供を受けて制作しております。記事内容は編集部の独立した見解に基づいています。

FPD タブレット 8.4インチ(CP08-J1)の主な特徴

まずは、この製品のセールスポイントをざっくり押さえておきましょう。

  • 8.4インチ・FHD+(1920×1200)のIPS液晶を搭載し、この価格帯では珍しく高精細な表示が可能
  • UNISOC T620 8コアCPU+18GB RAM(6GB物理メモリ+12GB仮想メモリ)+128GB ROMという余裕のあるメモリ構成
  • 5000mAhバッテリーとType-C充電で、外出先でも安心して使える持続力
  • 約340gの軽量ボディで、片手持ちや長時間の読書利用にも向いている
  • Netflixなどの高画質ストリーミング再生に必要なWidevine L1に対応済み
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詳細スペック表

公式情報をもとに、スペックを一覧表にまとめました。

項目内容
ブランド名FPD
型番CP08-J1(世代:第1世代 / モデルイヤー:2026)
ディスプレイ8.4インチ IPS液晶、解像度1920×1200(FHD+)
CPUUNISOC T620 8コア
RAM18GB(6GB物理メモリ+12GB仮想メモリ拡張)
ストレージ(ROM)128GB(microSDにより最大1TBまで拡張可能)
バッテリー容量5000mAh
対応規格Widevine L1(フルHD配信対応)
同梱物本体、Type-C充電ケーブル、SIMカードピン、日本語取扱説明書
原産国中国
保証1年間のメーカー保証
参考実売価格1万円台前半

※「18GB RAM」の内訳は物理メモリ6GB+仮想メモリ12GBです。仮想メモリとは、ストレージの一部を疑似的にメモリとして割り当てる技術のことで、体感速度は物理メモリのみの場合より劣ります。この点は後述のパフォーマンス検証で詳しく触れます。

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【開封・外観・デザインレビュー】

同梱物はタブレット本体、Type-C充電ケーブル、SIMカードピン、そして日本語の取扱説明書とシンプルな構成です。装飾を削ぎ落とした無駄のないデザインが特徴で、「どんなシーンにも馴染むニュートラルな見た目」といったところでしょう。この価格帯のタブレットとしては標準的な仕上がりです。

340gという軽さは、8.4インチクラスとしてはかなり優秀な部類に入ります。文庫本を持つ感覚に近く、片手保持や寝転がっての動画視聴でも腕が疲れにくいのが強みです。

実際に箱を開けてみると、梱包はしっかりとしており、パッケージの表記はすべて日本語でまとめられていました。この価格帯の中国製タブレットには英語や中国語表記のみという製品も少なくない中、購入後すぐに迷わず使い始められるのは地味に嬉しいポイントです。

背面・側面はサラサラとした艶消し(マット)加工が施されており、指紋が付きにくいのも好印象でした。ディスプレイ部分は購入時点ですでに保護フィルムが貼り付け済みで、開封してすぐに使い始められる点も親切です。

ポート・ボタン配置は、縦持ちの状態で右上に音量ボタン、その下に電源ボタンを配置。左上には3.5mmヘッドホンジャックも備えています。ボタンの押し心地は「カチッ」とした手応えのある、いたって普通の感触です。実測はしていませんが、手に持った感覚は公式スペックの340g・厚さ7.8mmと大きくズレていないように感じました。

なお、スピーカーは本体下部の左右に1つずつ配置されている構造です。

スピーカーの音質は「悪くない」というのが率直な印象です。カーナビの音声案内やYouTube視聴では特に不満はありませんでしたが、スピーカーが本体下部のみなので横にしたときに左右どちらからしか音が聞こえないという点が惜しいんですよね。

また付属のSIMピンを使うことでSIMスロットが取り出せます。とはいってもSIMカードは非対応。SIMの入れる場所は黒く塞がれており、microSDカードを入れることができるようになっています。128GBの内蔵ストレージに加え、microSDカードで最大1TBまで拡張可能なので電子書籍や動画をたくさん保存したい人には嬉しい仕様です。

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【主要機能・パフォーマンス検証】

タブレットにおいて最も重要なのは「画面の見やすさ」と「操作時のもたつきの少なさ」です。この2点を中心に検証していきます。

ディスプレイの見え方

8.4インチでFHD+(1920×1200)を実現している点は、この価格帯では素直に評価できるポイントです。同価格帯の競合には解像度がHD止まりのモデルも多く、文字のドット感が気になりがちですが、本機はそのあたりが比較的クリアに感じられます。電子書籍や漫画、ブラウザでの文字閲覧との相性は良好と言えるでしょう。

一方で気になったのが視野角です(視野角とは、画面を斜めから見たときにどれだけ綺麗に見えるかを示す指標で、IPS方式は本来この視野角の広さが強みとされています)。正面から見る分には問題ありませんが、少し斜めに傾けると画面全体が暗くなる印象がありました。ただ格安のモニターに見られるような斜めから見ると色が変わるというようなことはあまり感じなかったので、違和感はあまりありません。

CPU性能とマルチタスクの実際

搭載CPUのUNISOC T620は、ミドルレンジ下位〜格安帯に位置するチップです。他の実機レビューではAnTuTuベンチマークスコアが30万点台前半という報告が多く見られますが、今回実機で計測したところ総合409,397点(CPU:142,842/GPU:9,451/MEM:141,021/UX:116,083)と、それを上回る結果になりました(AnTuTuとは、端末の総合的な処理性能を数値化するベンチマークアプリのことで、スコアが高いほど処理能力が高いことを示します)。メモリ関連の詳細スコアも参考までに載せておきます。

  • RAM帯域幅:11,423/RAMレイテンシ:48,499(LPDDR4X規格)
  • ROM シーケンシャル読み込み:7,539/書き込み:5,787
  • ROM ランダムアクセス:14,562/混合ランダムアクセス:17,151

ゲーム性能を求めるユーザー向けというよりは、ブラウジングや動画視聴、電子書籍といった軽めの用途に向いた性能という位置づけは変わりませんが、数値上は価格帯の期待値を上回っていると言えるでしょう。なお、ベンチマーク実行中は本体温度が38.6℃から41.0℃まで上昇しましたが、室温27℃の環境でこの程度であれば、通常使用で心配するほどの発熱ではなさそうです。

ここで正直にお伝えしておきたいのが「18GB RAM」。公式スペック上は18GBとされていますが、実態は物理メモリ6GB+仮想メモリ12GBという構成です(仮想メモリは、ストレージ領域を一時的にメモリの代わりとして使う技術で、読み書き速度が物理メモリに劣るため、体感速度は表示上の数値ほど伸びません)。アプリを大量に同時起動するようなヘビーな使い方では、この仕組みの限界を感じる場面が出てくる可能性があります。

実際の体感としては、カーナビアプリやYouTubeの視聴であれば、これといったストレスなく動作しました。ベンチマークの数値通り、軽めの日常用途であれば十分に「サクサク」と呼べる動作感です。

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【使い勝手・便利機能レビュー】

カーナビにちょうどいい大きさ!

8.4インチというコンパクトサイズだとカーナビにちょうどいいんじゃないかと思って試してみましたが、これはベストサイズなのではないでしょうか。

スマホでのナビって結構小さいから詳細の情報が表示されなかったり見にくかったりします。そこでタブレットを遠出するときのナビ替わりに使うことが多いのですがこのように置くとイイ感じになりました。

いかがでしょうか。大きすぎると視界を遮ったり置き場所がないということが起きるのですがこのコンパクトサイズならその問題は解消される人が多いのではないでしょうか。

車でタブレットを置くときの注意点

車内への機器設置は、運転者の視界や安全装置の妨げにならないよう、道路運送車両の保安基準などに適合させる必要があります。

また、運転中に必要な計器や前方視界を妨げない位置に設置する必要があります。

その他のポイント

主要性能以外で、日々の使い勝手に直結するポイントを見ていきます。

  • バッテリー持ち
    5000mAhというこのサイズ・重量にしては十分な容量を確保しています。今回、稼働時間そのものは実測できていませんが、参考値として今後追記予定です。
  • 充電
    Type-C経由での充電に対応。フル充電までの時間は未計測ですが、室温27℃の環境で充電中に本体を触ってみたところ、若干暖かくなる程度で、発熱を強く感じるようなことはありませんでした。
  • 接続性
    Wi-Fi対応でネット接続は可能ですが、LTE(モバイル通信)には非対応のWi-Fi専用モデルです。外出先で通信を使いたい場合はテザリングが前提になる点は留意が必要でしょう。
  • ストレージ拡張性
    128GBの内蔵ストレージに加え、microSDカードで最大1TBまで拡張可能。電子書籍や動画をたくさん保存したい人には嬉しい仕様です。
  • 配信サービス対応
    Widevine L1に対応しているため、NetflixやAmazonプライムビデオなどをフルHD画質で視聴できます(Widevine L1とは、著作権保護されたコンテンツを高画質で再生するために必要なライセンス規格のことで、これに対応していない安価な端末では画質が大幅に落ちてしまうことがあります)。

Wi-Fiが遅いみたい

Wi-Fiの実効速度についても、速度測定サイトを使って手持ちのGalaxy S21 Ultraと同一のWi-Fi環境下で3回比較してみました。

測定回Galaxy S21 UltraFPD CP08-J1
1回目210Mbps53Mbps
2回目98Mbps40Mbps
3回目150Mbps47Mbps

同じWi-Fi環境でもスマートフォンの4〜5割程度の速度にとどまる結果となりました。私が使っているナビやYouTubeなどの範囲ないでは遅いと感じることは特にありませんでした。日常のブラウジングや標準画質の動画視聴では大きな支障はありませんが、高画質のストリーミングや大容量ファイルのダウンロードを多用する方は、この速度差を念頭に置いておくとよいでしょう。

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【レビューまとめ】FPD タブレット 8.4インチ(CP08-J1)は買いか?

最後に、ここまでの検証内容を総括します。

メリット(おすすめポイント)
  • 1万円台という価格ながらFHD+ディスプレイ搭載
  • 340gの軽量コンパクトボディ
  • Widevine L1対応でNetflixなどをフルHD画質で視聴可能
  • microSDで最大1TBまでストレージ拡張が可能
  • 5000mAhバッテリーで日常使いには十分な持続力
  • 横画面時はスピーカーが片側に偏っており、動画視聴時のステレオ感がない
  • Wi-Fi実効速度はスマートフォンと比べて4〜5割程度に
  • LTE非対応でWi-Fi環境が必須

動画視聴や電子書籍閲覧がメインで、サブ機としてのタブレットを探している人

自宅のWi-Fi環境をメインに使う、外出先ではスマホでの通信で十分という人

軽さとコンパクトさを重視し、荷物を増やしたくない人

車載してカーナビ代わりに使いたい人(8.4インチというサイズ感は車内設置と相性が良い印象でした)

こんな人におすすめ!

実際に使ってみると、AnTuTu総合スコアが40万点を超えるなど、価格帯の期待値を上回る処理性能を持っていることが分かりました。カーナビアプリやYouTube視聴といった日常的な用途であればストレスなく動作し、パッケージや保護フィルムの貼り付けなど、開封時の細やかな配慮も好印象でした。特に8.4インチという絶妙なサイズ感は、車に据え置いてカーナビ代わりに使うといった用途と非常に相性が良いと感じています。

一方で、横画面時のスピーカーの偏り、スマートフォンと比べて見劣りするWi-Fi速度、やや控えめな視野角など、価格を考えれば納得できる範囲ではあるものの、細かなコストカットの跡も見られました。

コンパクトで取り回しの良いタブレットを、価格を抑えて手に入れたいという方にはおすすめのタブレットだと感じました!

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