【レビュー】JAPANNEXTの4Kモバイルモニター「JN-MD-IPS1331UHDR」使ってみた!
今回はJAPANNEXT様からお借りしている4Kモバイルモニター「JN-MD-IPS1331UHDR」を実機レビューしていきます。
「JN-MD-IPS1331UHDR」の特徴
- 4K (3840×2160)解像度のIPS液晶パネルを搭載
- 重さ約500g・厚さ約10mm・ベゼル幅8mmとコンパクト
- USB Type-Cケーブル1本で電力供給と映像表示が可能
- sRGB100%に対応し、正確な色表示が可能
- スタンドにもなるカバー付き
今回ご紹介するのは4K解像度に対応しているコンパクトなモバイルモニター「JN-MD-IPS1331UHDR」。JAPANNEXTから2023年5月より発売されています。
4K対応の他にもモバイルするモニターということで500gという軽量さに厚みは約10mm、ベゼル幅は8mmとコンパクトな設計になっています。カバーがスタンドにも対応しているため、持ち運びにも適しています。
接続方法はPCなどから接続する場合はType-C to Cケーブル1本のみ。JN-MD-IPS1331UHDRへの電力供給と映像表示が可能になっています。ノートPCと接続するほかに、デスクトップPCのモニターとして使ったり、対応するスマートフォンの画面をモバイルモニターの大画面に映したりすることもできます。
JAPANNEXTってどんな会社?
JAPANNEXT名前の通り、日本の千葉県いすみ市に本社を置いているコンピューターモニター製造・販売会社です。いすみ市の使われなくなった小学校を本社として再活用されています。
同社は、高品質なモニターを中心に、液晶ディスプレイ、PC関連製品、デジタルサイネージなどを提供しています。
日本メーカーではあるもののコストパフォーマンスに優れてる製品が多いのが魅力的でもあります。
「JN-MD-IPS1331UHDR」を実機レビュー
「JN-MD-IPS1331UHDR」の外観をチェック
同梱物
- 電源アダプター
- VESA取り付けネジ×2
- miniHDMI to HDMIケーブル
- Type-C to Cケーブル×2
- 取扱説明書
- 保証書
電源アダプターはプラグ部分の折りたたみができるようになっています。
高級感のある質感を採用
本体の全面はプラスチック素材のようですが、フレームはザラザラした素材、下部分のロゴが印刷されている部分は横向きに細かいラインが入っており、金属のような加工が施されています。
背面はさらさらした素材になっており、例えるなら宝石箱の内側に貼られている赤い素材(ベルベット)のようなイメージでした。(とても細かい毛が生えているような肌触りになる加工が施されているもの)
以前レビューしたFHDのモバイルモニターと比較して高級感のある質感が採用されていると感じました。
ポートやボタンの場所・種類
本体の左側には、電源ボタン・操作ボタン・イヤホンジャック
右側には、miniHDMI・USB Type-Cポート×2が搭載されています。
背面の下部分にはもモニターアームなどを取り付け可能なVESAマウント用のネジ穴と、ステレオスピーカーが搭載されていました。
JN-MD-IPS1331UHDRの操作方法
JN-MD-IPS1331UHDRの右側には電源ボタンの他にロールキーというボタンが搭載されています。
今まで使ってきたモニターの中では直感的な操作が可能で使いやすいと感じました。
ロールキーは「上・押す・下」の3つのボタンの役割を持っています。
ー メニューを開いていないとき ー
押す
上 明るさ設定
下 音量設定
短く押す
長く押す 電源のオンオフ
ー メニューを表示中の操作 ー
押す
上 項目の移動(上)・項目の数値調整(上)
下 項目の移動(下)・項目の数値調整(下)
短く押す
長く押す 電源オフ
コンパクトさを比較してみた
JN-MD-IPS1331UHDRは13.3インチの4Kモニターで、ベゼル幅は約8ミリとなっています。
重さは500gということで、前回レビューした14インチFHDのモバイルモニター「JN-MD-IPS1401FHDR」よりも20g軽いコンパクトさに仕上がっています。
モニターではなくノートPCになりますが、SurfacePro7(左)とJN-MD-IPS1331UHDR(右)を横に並べるとこんな感じ。
ベゼルレス設計になっているJN-MD-IPS1331UHDRのほうが、より大画面で映し出せています。
スタンドにもなるカバー、つけてもコンパクト。
JN-MD-IPS1331UHDRには専用のカバーが付属しています。
ノートPCとモニターを比較することにはなりますが、厚さはほとんど変わりません。どちらも非常にコンパクトな設計になっています。
カバーが薄いため、カバーを装着してもコンパクトなまま持ち運ぶことができます。
カバースタンドは2段階調整
カバーにはスタンドとして使うとこのように2段階で角度を調整することができます。
カバーにはスタンド用のくぼみが作られているのでそこにひっかけるようにモニターを立てます。
触ったりしなければモニターが倒れることはないくらいの安定度になっています。JN-MD-IPS1331UHDRはタッチパネル非対応で基本的にモニター自体頻繁に触ることはないため問題なさそうです。
カバースタンドのくぼみは2段階しかありませんが、頑張ればこのくらいまで立てることができました(笑)
安定性はあまりないため、風などがある場所ではおすすめしませんので自己責任でお願いします
4K 解像度で美しいディスプレイ
JN-MD-IPS1331UHDRは13.3インチながら4K解像度に対応しています。
4KとはFHDの4倍の解像度で、YouTubeの画質設定の2160pにあたります。
ディスプレイを比較すると
ディスプレイを比較してみました。少しわかりにくいかもしれませんが、SurfacePro7のディスプレイよりもJN-MD-IPS1331UHDRのほうが解像度が繊細です。
以前レビューしたJAPANNEXTのモバイルモニター「JN-MD-IPS1401FHDR」とも比較してみました。こちらはFHD解像度なので、4Kに対応しているJN-MD-IPS1331UHDRとは大きな差があります。
少し気になった部分が、JN-MD-IPS1331UHDRのコントラストがSurfacePro7よりもだいぶ高めで、写真を表示した際にシャドウ部分(暗い部分)が結構暗くなりました。JN-MD-IPS1331UHDRの設定で、明るさやコントラストなどを変更することができるので、自分の好みの設定に調整することをお勧めします。
JN-MD-IPS1331UHDRの使い方はたくさん
JN-MD-IPS1331UHDRは、ノートPCと接続する以外ではデスクトップPCやスマートフォンなどにも接続することができます。
縦画面にすることもできる
JN-MD-IPS1331UHDRはWindowsの設定を変更することで、横だけではなく縦画面にも設定することができます。
縦画面のほうが、WebサイトやSNSなどを観覧する際の情報量が多くなるというメリットがあります。
付属カバーは横画面のスタンドにのみ対応しているため、縦にする場合は壁や丈夫なものに立てかけるか、タブレットスタンドを使用するのがおすすめです。百均にもタブレットスタンドは販売されています。
デスクトップPCのモニターとしても使用可能
JN-MD-IPS1331UHDRはモバイルモニターとして販売されていますが、「モバイルできるモニター」なのでデスクトップのPCモニターとしても使用することができます。
接続方法は、付属のHDMI-miniHDMIケーブルを使用してデスクトップPCとJN-MD-IPS1331UHDRを接続します。さらに電源供給をするため、コンセントなどからType-CでJN-MD-IPS1331UHDRに接続します。
これでモバイルモニターをデスクトップPCのモニターとして使用することができました。上の写真のようにマルチディスプレイのサブモニターとして使用することもできて作業効率を上げることができそうです。
スマホの画面も映し出せます
ハイブリットシグナル対応のスマホであれば、スマホの画面をモバイルモニターに映し出すことができます。
ステレオスピーカーを搭載
JN-MD-IPS1331UHDRの背面にはスピーカーが搭載されています。ステレオスピーカーなので、ライブなどのステレオ録音された映像や音楽を聴く際により臨場感のある音を楽しむことができます。
音質はあまりよくはないため、接続元のノートPCやスマートフォンに搭載されているスピーカーから音を出すといいと思います。オーディオジャックが搭載されているのでスピーカーやイヤホン、ヘッドフォンなどを接続することができるそちらも使用することができます。
JN-MD-IPS1331UHDRのレビューまとめ
- 13.3インチの4K で超高解像度
- ベゼルレス・厚さ10mmでコンパクト
- sRGB100%のIPS系パネルで高画質
- ノートやデスクトップPC、対応スマホと接続可能
- Type-Cケーブル一本で接続可能(ハイブリットシグナル対応の場合)
- スタンドカバー付き
今回はJAPANNEXTのモバイルモニター「JN-MD-IPS1331UHDR」をレビューしました。
以前レビューしたJN-MD-IPS1401FHDRと比較すると、画面サイズは一回り小さく、重さも厚さもよりコンパクトに、より高画質なモバイルに適したモニターだと思いました。
JN-MD-IPS1401FHDRはモニター専用のスタンドカバーは付属しておらず、カバーではないモニタースタンドに、専用の巾着袋が付属していました。どちらがいいかはそれぞれの使い道によりますが、主にハイブリットシグナル対応のノートPCと併せて、モバイルモニターを横画面で使用する機会が多い人にはこの「JN-MD-IPS1331UHDR」がおすすめだと感じました。
「4K モバイルモニター」と検索すると、JN-MD-IPS1331UHDRより安い商品がいくつか出てきますが、外国の無名メーカーよりは日本メーカーで名前もある程度知られているJAPANNEXTの製品を購入する価値は十分にあると思います。
今回は4Kモバイルモニターのご紹介でしたが、価格を抑えたFHD解像度のモニターや、より小さいまたは大きいモバイルモニターなど様々なバリエーションがJAPANNEXTから販売されているため、ぜひそちらもご覧ください!
あなたに合うモバイルモニターは?
FHD13.3インチ、少し価格を抑えたい!
- 定価22,980円
- FHD解像度・IPS系パネル・HDR10・sRGB100%対応
- Type-Cケーブル1本から接続可能
- HDMIでデスクトップPCもOK
- スタンドカバー付き
少し縦長の14インチ
- 定価23,980円
- WUXGA解像度(FHDより縦に少し大きい)・IPS系パネル・HDR10・sRGB99%対応
- Type-Cケーブル1本から接続可能
- HDMIでデスクトップPCもOK
- 縦でも使えるスタンド付き
超コンパクトサイズ
縦回転対応モバイルモニター
1万円台の格安!
こちらも上のJN-MD-IPS1401FHDRと同じ少し縦長モデル。10.1インチと画面が小さい分、価格が1万円台にJN-MD-IPS1012HDR
タッチパネル対応ならこれ!
モバイルモニターにはタッチパネル搭載モデルも存在します。1つ目と2つ目の主な違いは解像度で、 JN-MD-IPS1563FHDR-TはFHD、JN-MD-IPS1562UHDR-Tは4K解像度です。どちらも15.6インチ。
大画面なら17.3インチモデル!
FHD解像度で17.3インチという大画面モバイルモニター。大画面なため、モバイルの用途に加えてデスクトップPCのサブモニターとしても適しそうです。
ノートPCを3画面にできる!? Tri-Screen
こちらのモバイルモニターは基本的にノートPC専用になります。装着することでなんと三画面のマルチディスプレイで作業することができるという。
13.3インチのモデルは大画面だから重さ約1.5キロ、10.1インチモデルはコンパクトな分重さは約840グラムで軽量です。
ー 13.3インチモデル ー
ー10.1インチモデル ー
ゲーミングなら240Hz対応モニター
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