【レビュー】ゲーミングからクリエイティブまで使える高性能ウルトラワイドモニター「IB375C144UQR-H」 JAPANNEXT
今回はJAPANNEXTから発売されているウルトラワイドゲーミングモニターの「JN-IB375C144UQR-H」をお借りしたので実機レビューしていきます。
JN-IB375C144UQR-HをJAPANNEXT様より製品を貸与していただきました。
【外観】をレビュー
フレーム少し太めなフレームレス設計
JN-IB375C144UQR-Hは3辺フレームレス設計になっています。フレーム幅は約10.5ミリということで1センチを超えています。JAPANNEXTのフレームレス設計の製品では半分ほどの細さのものもある中、太めのフレームレスといった感じになっています。
前面は3辺フレームレス設計を採用しています。下の画面非表示領域はフレームレスではなく太めになっており、白でロゴが印字されています。
LEDライティング搭載の背面
背面はすこしゲーミング風の模様が施された直線的なデザインと、スタンド周りの曲線のデザインが融合しています。背面にはLEDライティングが搭載されているので、電源を付けると自動的にグラデーションカラーが光るようになっています。モニターの設定でオフにすることが可能ですが色を変えたりすることはできません。
21:9のウルトラワイドディスプレイ
21 : 9のウルトラワイドディスプレイ(右)と、31.5インチの16 : 9ディスプレイ(左)を並べてみました。
JN-IB375C144UQR-Hのほうが、縦の長さが短く横の長さが圧倒的に広いです。
作業領域が大幅UP!
JN-IB375C144UQR-Hの最大の特徴、ウルトラワイドモニターの作業効率は普通のモニターを使うときと比べて明らかにアップします。例えばAdobeのillustratorとPhotoshop両方開いた場合でも上のように快適に作業することができます。21 : 9のアスペクト比なので、2画面分割した場合でも10.5 :9になるのでそれぞれの作業スペースが縦長にならないくらいの画面の広さです。
このように三画面くらいであれば、端にLINEを開いておいて、調べものをしながら課題や資料を作ったりも快適にできてしまいます。
ディスプレイ性能は?
UWQHD+解像度採用。FHD、4Kとどう違う?
今回、JAPANNEXTの23.5インチFHDモニターと28インチの4Kモニター、27インチのWQHDモニターとを比較してみました。
JN-IB375C144UQR-Hのウルトラワイドディスプレイは3840×1600ドットの解像度になっています。WQHD(2560×1440)よりも横に解像度が高いディスプレイです。4Kの解像度が3840×2160なので横の解像度は4Kと同じです。縦の解像度は4Kよりも低いので、YouTubeなどの動画を4K画質(2160p)で視聴することはできず、WQHD(1440p)まで解像度を上げてみることができます。
JN-IB375C144UQR-HはIPS Blackパネルを採用しています。IPSパネルは視野角が広く複数人でモニターを見る場合にも適しています。そのIPSをよりコントラストを高く黒色をより黒に見える液晶がIPS Blackです。またsRGB100%・DCI-P3 98%なので、色の再現度などもよくクリエイティブデザインにも向いています。
視野角が広いといわれるIPSパネルの実力は上の写真のような感じになります。
性能の良くないモニターですと、斜めから見た場合に発色が違って見える場合があります。それに対してJN-IB375C144UQR-Hはこれだけ斜めから見ても発色の違いはほとんどありません。
IPS Black液晶パネルなので、黒の再現度(黒さ)が通常のIPSパネルよりもよく再現されています。ただ有機ELモニターほどの黒の再現度は高いわけではないので、斜めから見た場合には少し白みがかった明るい黒になります。
ただここでレビューした実力は、真っ暗な状態でレビューしているので実際に使用するうえでクリエイティブデザインをするうえで不満に思うところはないほどの性能でしょう。
144Hzのリフレッシュレートでゲームも滑らか
リフレッシュレートが一般的なモニター60Hzの2倍以上あるので明らかに画面の動きが滑らかで快適です。また、ウルトラワイドな分、横に表示される情報量が多いのでより快適にゲームをプレイすることができそうです。
【高性能スタンド】自由度が高くて特徴的!
金属製で安定感抜群!
スタンドは黒の金属製でずっしりとしています。スタンドの机と接している部分は水平で平べったいのでなにかモノを置くこともできますね。ケーブル目立たなくするために通す穴はありません。
多機能スタンドだから自分にあった調整ができます
JN-IB375C144UQR-Hのスタンドは高さ調整・チルト調整・スイーベル調整の3つの部分を調整することができます。
高さ調整では上の写真のように幅広く対応しているので、例えばノートPCを手前に置いてマルチディスプレイでさ御するときも、ノートPCの上にJN-IB375C144UQR-Hを配置できるので便利です。
チルト調整は-5度から15度まで調整可能なので、目線の高さに応じて正面からモニターを見れるように調整できます。
左右にもそれぞれ30度ずつ傾けることができます。
Type-Cで給電しながら画面を映せます
JN-IB375C144UQR-Hは、HDMIポートとDisplay PortとType-Cポートをひとつずつ搭載しています。さらにUSB-Aポートが2つと、USB-Bポート、イヤホンジャックもあるので文句なし。
65W給電対応のType-Cが搭載されているので、Type-Cでの画面出力に対応したノートPCなどと接続するとノートPCに給電しながらマルチディスプレイにすることができます。
JN-IB375C144UQR-Hの操作ボタンについて
モニターの右下に各種操作ボタンが配置されています。円盤状のボタンを搭載しているモニターのほうが操作が直感的で自分には合っているのですが、こちらの一般的なボタンは役割も印字されており分かりやすいですね、どちらも慣れればよいと思います。
こちらがその円盤状のボタンを採用している機種
保証期間は2年間!
2024年12月より、JAPANNEXT製品の保証期間が延長されました。
JN-IB375C144UQR-Hのレビューまとめ
- ウルトラワイド UWQHD+(3840×1600)で横の作業領域が大幅UP!
- 144Hzのリフレッシュレートと曲面ディスプレイで画面が見やすい
- 自由度の高いモニタースタンドで見た目も性能も◎
- IPS Blackパネルを採用していて美しい画面
- Type-Cの65W給電に対応!
JN-IB375C144UQR-Hは、37.5インチのウルトラワイドディスプレイやIPS Blackパネルの高い色再現性、144Hzのリフレッシュレートを兼ね備えた、ゲーミングやクリエイティブ用途に適したモニターです。高性能スタンドによる設置の自由度や多彩な接続性が使い勝手を向上させています。一方で、フレーム幅や背面LEDの設定、ケーブルを通す穴がスタンドになくケーブルが目立ってしまうなど少し気になった部分もありましたが、全体的に高性能でありながらコストパフォーマンスに優れた製品といえるでしょう。
ウルトラワイドモニターのレビューはこちら
-
旅行先でも3画面環境に!JAPANNEXT「JN-DMD-IPS156F」を実機レビュー
-
【レビュー】スタンドの性能がすごい!白統一の27インチWQHDモニターを1か月間使ってみた。JN-IPS27WQHDR-C65W-FLD-T JAPANNEXT
-
【3万円台】スマイLINK TV Stick同梱でTVになる4Kモニター「JN-IPS27UHDR-OSG」をレビュー!
-
【レビュー】少し縦長の光沢ディスプレイ「JN-282IPS4KP」を使ってみた! JAPANNEXT
-
【JN-MD-OLED133FHDR-T レビュー】タッチ対応の13.3インチ有機ELモバイルモニター、色の深みが抜群だった。JAPANNEXT
JAPANNEXTってどんな会社?
JAPANNEXTは、千葉県いすみ市に本社を置いている日本のコンピューターモニター製造・販売会社です。いすみ市の使われなくなった小学校を本社として再活用されています。
同社は、高品質なモニターを中心に、液晶ディスプレイ、PC関連製品、デジタルサイネージなどを提供しています。
日本メーカーではあるもののコストパフォーマンスに優れてる製品が多いのが魅力的で毎週のように新製品を発表している勢いのあるメーカーです。
コメント