【レビュー】CCA FALCON:7mm+8mmの2DDで鳴らす、FPSも音楽も楽しめる低価格ゲーミングIEM

皆さんこんにちは。雪餅ゆきっちです。今回は、CCAの新作ゲーミングIEM「CCA FALCON」をレビューしていきます。
CCA FALCONは、7mm + 8mmのデュアルダイナミックドライバーを搭載した有線イヤホンです。
最近のCCAは、XyrraやPhoenixのように、音楽鑑賞だけでなくゲーム用途も意識したモデルを展開している印象がありますが、今回のFALCONもまさにその流れを強く感じる製品となっています。
特に本機は、FPS向けの定位感や足音の聞き取りやすさを意識しつつ、音楽鑑賞でも使いやすいようにまとめられたモデルとなっています。いかにもゲーミングイヤホンらしい派手なチューニングというよりは、低価格帯ながら音の見通しや方向感を重視した、実用寄りのイヤホンという印象です。
また、3.5mm版に加えてType-C版も用意されており、イヤホンジャックのないスマートフォンでも使いやすいのは嬉しいポイントです。Type-C版ではSpatial Audio Chip 2.0を搭載し、7.1サラウンドデコードやゲーム向けのモード切り替えにも対応しているとされています。
なお、今回はCCA HiFi様(https://x.com/CCAHiFi?s=20)より商品をご提供いただきました。また、今回のレビュー記事に関して、製品提供以外の金銭の授受や内容に関する指示などは一切ございません。レビュー記事の内容に関しては、忖度抜きで完全に私が感じたままの印象をレビューしています。
CCA FALCONのレビューまとめ!
CCA FALCON

※総合評価、音質評価はU5Kクラスでの評価軸となります。
まずはCCA FALCONのカタログスペックを見ていこう!









| 項目 | スペック詳細 |
|---|---|
| 製品名 | CCA FALCON |
| ドライバー構成 | 2DD |
| ドライバー構成詳細 | 7mm + 8mm デュアルダイナミックドライバー |
| 振動板 | LCP(液晶ポリマー)複合振動板 |
| インピーダンス | 25Ω±3Ω |
| 感度 | 104dB±3dB /mW@1kHz |
| 応答周波数 | 10Hz ~ 20kHz |
| コネクタ | 0.75mm 2pin QDC / KZ Type-C |
| プラグ | 3.5mm / Type-C |
| Type-C版機能 | Spatial Audio Chip 2.0、7.1サラウンドデコード対応 |
| 特徴 | ゲーミング向けチューニング、音楽 / ゲーム向けモード対応 |
まず、今回の CCA Falcon の一番の特徴とも言ってポイントが、「7mm+8mmの2種類のダイナミックドライバー構成」だということでしょう。この異径ダイナック構成に近いイヤホンでは同社では、「CCA Duo」が記憶に新しい方が多いのではないでしょうか。CCA Duo は2023年初ごろに同社から登場したイヤホンで、7mm 2DD構成のイヤホンでした。当時のCCAは、KZとの提携関係にありましたが、2025年9月あたりに完全に別会社となったようで、新生CCAとしては初の2DDイヤホンになるようです。
提携関係にあったKZでは、2DD構成のイヤホンが多く販売されていますが、提携終了後のCCAでは、1DDを主体とした商品展開が行われていた印象だったので、本機が発売されたときはかなり驚きました。
ちょっとした小話的なものはここまでにしておいてさて、スペック表を見ていきましょう。
ドライバー構成に関しては、先ほど言及しましたが、ダイナミックドライバーの振動版の素材に関しては、LCP(液晶ポリマー)の複合振動版となっています。今年5月にレビューさせていただいた「CCA Phoenix」と同じLCPとなっていますね。近年の中国イヤホンメーカーが、低価格帯で積極的に採用しているものになっています。CCAとしては Phoenix に続いて2例目となりますね。
LCP(液晶ポリマー)の音の特徴として、軽量かつ剛性が高く、不要な分割振動を抑えやすいことから、音の立ち上がりが速く、輪郭のはっきりした寒色系のサウンドになりやすい傾向があります。
特に低音域では、量感で押し出すというよりも、締まりのあるカチッとしたタイトな鳴り方になりやすく、ベースラインやキックのアタック感が掴みやすいくなる印象です。CCA Falconのようなゲーミング用途を意識したイヤホンでは、この低音のキレの良さが足音や効果音の聞き取りやすさにもつながっているように感じます。
また、中高域に関しても、音の輪郭がぼやけにくく、全体的にスピード感のあるクリアな音作りになりやすいのが特徴です。ボーカルや楽器の余韻をしっとり聴かせるというよりは、音をハキハキと整理して鳴らす方向の素材という印象ですね。
一方で、LCP振動板だから必ず高音質になるというわけではなく、最終的な音の印象はドライバーの設計、筐体構造、チューニングによって大きく変わります。そのため、LCP採用という点はあくまで音の傾向を考えるうえでの一要素として見るのが良いでしょう。
インピーダンスは、25Ωとなっており、スマートフォンなどの専用機ではない環境でも鳴らしきれる範疇でしょう。
感度に関しては、104dB±3dB /mW@1kHz と極めて標準的。
応答周波数に関しては、20Hzから20kHzとBA(バランスドアーマチュア)などの高音域に重点を置いたドライバーを搭載していないイヤホンの中ではこちらも極めて標準的な数値となっています。
プラグに関しては、こちらも0.75mm 2pin QDC / KZ Type-CといつものKZ / CCA系列といった印象で、リケーブルに関しても選択肢が多く用意されている優秀なものとなっています。
Type-Cモデルの機能に関しては、今回検証できていない(3.5mmモデルのため)ので省略します。
今作のイヤホンのコンセプトとして大きく押し出されているものが、ゲーミング用途で、本機はFPS最適化チューニングまでと謳われたチューニングとなっています。
CCA FALCONをいざ開封!



キタ━━━━(゚∀゚)━━━━!!
というわけで、CCA FALCONを開封していきます。


パッケージは、いかにもCCAらしいシンプルな構成です。高級機のような重厚感のある箱ではありませんが、低価格帯のイヤホンとしては必要十分な内容になっています。
CCA FALCONの本体デザイン、装着感は?

本体は透明感のある樹脂シェルに、合金系のフェイスプレートを組み合わせたようなデザインです。ゲーミングIEMではありますが、過度に派手すぎるデザインではなく、普通の有線イヤホンとしても使いやすい見た目になっています。また、フェイスプレート背面はセミオープン構造となっており、音漏れに関しては少し多めに感じますね。よっぽど大きな音量で静かな環境で聴かなければ問題ない範疇ではあると感じます。
個人的には、FALCONのデザインはかなり好みです。低価格帯らしい軽さはありますが、フェイスプレート部分に金属感があることで、チープすぎる印象は抑えられています。
もちろん、高級機のようなビルドクオリティや所有感を求めるイヤホンではありません。ただ、価格を考えればかなり頑張っている部類だと思います。

FALCONの内側のデザインは、スケルトンデザインとなっており、KZやCCAでは定番のデザインとなっています。
イヤホン内部の上部には、ネットワークボード、すぐ下に7mmのダイナミックドライバー、その下に8mmのダイナミックドライバーが配置されているのが確認でき、シェル内部に音導菅が印刷されているのが確認できます。これは、シェルが3Dプリントされているため、このような構造になっています。
CCA FALCONの付属品は?

CCA FALCONの付属品は以下の通りです。
イヤホン本体、ケーブル、イヤーピース、説明書類が入っています。付属品はかなりシンプルですが、この価格帯のイヤホンとしては標準的です。
付属品は最低限です。キャリングケースや豪華なイヤーピースセットが付属するようなタイプではありません。
ただ、この価格帯ではむしろこれで十分だと思います。ケースや付属品にコストをかけるよりも、本体のドライバーや筐体にコストを回してくれた方が嬉しいですね。
ケーブルは0.75mm 2pin仕様です。CCAやKZ系ではおなじみの規格ですが、一般的な0.78mm 2pinとは微妙に異なるため、リケーブルする場合は注意が必要です。
ケーブル自体は軽量で取り回しが良く、長時間使っていても邪魔になりにくいタイプです。ゲーミング用途では、ケーブルが重かったり硬かったりすると地味にストレスになるので、この軽さはメリットだと思います。
なお、今回は付属のケーブルでは力不足感を感じたため、評価の際のケーブルは、JSHIFI Worrior QDC 4.4mmを使用しております。
イヤーピースは標準的なシリコンタイプですが、Mサイズのみ何故か種類が異なっており、口径が広めでぺらっぺらのものになっています。
なお、今回は付属のイヤーピースでは力不足感を感じたため、評価の際のイヤーピースは、JVC Spriral Dot Mサイズを使用しております。
特に、低音が軽すぎる、足音が遠い、音場がスカスカに感じる場合は、密閉が甘い可能性があります。まずはイヤーピースのサイズをしっかり合わせてから評価するのがおすすめです。
CCA FALCONの試聴環境
試聴環境システム・ケーブル: JSHIFI Worrior QDC 4.4mm(評価に使用)
イヤーピース:JVC Spriral Dot Mサイズ(評価に使用)
使用スマートフォン:Google Pixel 7 Pro、Zenfone 11 Ultra、Xperia 5 IV
使用ソフト:Apple Music、HF Player、TuneBrowser
使用DAP/DAC:New HiBy R6、iBasso DX170、iBasso DC04 Pro
ゲーム用途:PC / スマートフォンでのFPS、音ゲー、動画視聴
CCA FALCONは比較的鳴らしやすいイヤホンなので、スマホやPCでも十分に音量は取れます。
3.5mm版を使う場合は、小型DACやDAPに接続すると低音の締まりや高音の見通しが少し分かりやすくなる印象です。一方で、Type-C版はスマホにそのまま挿せる手軽さが魅力なので、普段使い重視ならType-C版もかなりアリだと思います。
ただし、Type-C版は内蔵DACやDSP処理の影響で、3.5mm版とは音の傾向が変わる可能性があります。純粋にイヤホン本体の音を評価したい場合は、3.5mm版で試聴するのが無難です。
音質評価・特徴チャートについて / 周波数バランス評価基準
音質評価・特徴チャートについてですが、各周波数帯域別の “質” と “量感” を評価しています。イヤホン別の周波数バランスの聴感イメージとしての評価に関しては、周波数バランスグラフでの評価となっております。周波数バランスの基準機としては以下の説明をご覧ください。
周波数バランスの評価基準として、スタジオモニターヘッドホンである「SENNHEISER HD 490 Pro」を基準として評価しています。なお、記載こそしておりませんでしたが、今までの周波数バランスグラフ評価に関しては、基準に “全て” 当ヘッドホンを使用しております。
いよいよCCA FALCONの音質を聴いていく!
🎧 音質・特徴チャート【アンダー5000円】
📊 周波数バランス
全体的な音質評価
CCA Falconの音は、低価格帯のゲーミングIEMとしてはかなーりクリアで、音の見通しが良いタイプです。
ただし、音楽鑑賞用として見ると、少し高域の主張が強めで、好みが分かれやすい聴き疲れのしやすいチューニングだと感じました。
低音をドカドカ鳴らして迫力で押してくるイヤホンというよりは、6〜8kHz付近の強い高域ピークによって、足音や効果音の輪郭を強調するタイプです。
FPSで重要になる足音、リロード音、金属音、環境音などはかなり分かりやすく、ゲーム用途ではこの高域の強さがメリットになります。敵の位置や細かな動きを音で拾いやすくする、いかにもゲーミング寄りのチューニングです。
一方で、音楽鑑賞ではこの高域の強さが少し気になる場面があります。明るい録音の楽曲や、シンバル、女性ボーカルのサ行、電子音が多い曲では、シャリつきや刺さりを感じやすいです。BAほどの刺激感はないですが、鋭利さはある高域なのでバンド曲のシンバルやハイハットが持ち上がりすぎる場面も感じられました。
低域はグラフ上ではある程度持ち上がっているように見えますが、実際の聴感ではそこまで強くありません。低音が全体を支える程度には出ていますが、重低音の迫力や厚みで楽しむタイプではないです。
そのため、Falconは「迫力あるドンシャリイヤホン」というより、「高域の明瞭感にかなり振ったゲーミングIEM」と表現した方が近いと思いますね。ドンシャリサウンドではあるんですが。高域に重点が置かれたドンシャリサウンドに感じました。
低音域
低音域は、スペックや公式グラフから想像するほど強くはないように感じました。弱くはないんですが、高域の主張がかなり大きいが故に、相対的に少し控えめに感じます。
サブベースからミッドベースにかけてある程度の量感はありますが、実際の聴感では低音が前面に出てくるというより、高域のきらきらとした明瞭感の方が目立ちます。
重低音で迫力を出すタイプではなく、低音はあくまで全体を支える程度に留まっている印象です。
キックやベースの存在感はありますが、沈み込みの深さや厚みは控えめです。EDMやヒップホップを重低音重視で楽しみたい人には、少し物足りなく感じるかもしれません。
一方で、低音が膨らみすぎないため、ゲーム用途では足音や効果音が埋もれにくいというメリットがあります。FPSでは爆発音や銃声の迫力よりも、敵の足音や細かな環境音を聞き取りやすくする方向のチューニングだと思います。
低域の質感としては、量感で押すというよりも、スピード感と見通しを重視したタイプです。ベースラインの太さや温かみを楽しむイヤホンではありませんが、音がこもりにくく、すっきり聴ける点は好印象です。
ただ、2DD構成というスペックから低音の迫力を期待すると、少し拍子抜けする可能性はあります。Falconの低音はあくまで脇役で、主役は高域の明瞭感だと思います。
中音域(ボーカル)
中音域は、全体の中ではやや引き気味です。
ボーカルがグッと前に出てくるタイプではなく、低音と高音の間に少し挟まれるような鳴り方をします。特に高域の主張が強いため、曲によってはボーカルよりもシンバルや電子音、効果音の方が目立つ場面があります。
J-POPやアニソンでもボーカルの輪郭自体は分かりやすいですが、厚みや艶感、しっとりした生々しさは控えめです。
先日ReviewさせていただいたTANCHJIM NORAのようにボーカルの透明感や繊細さをじっくり味わうタイプではなく、Falconはもっとドライでクリアな方向です。その分、温度感や体温は薄く、線の細さを感じる方もいらっしゃると思います。
男性ボーカルは特に少し細めに聴こえやすく、低域の厚みで太く支えるタイプではありません。女性ボーカルは明るく抜けますが、曲によってはサ行や高い声の部分がやや硬く感じることがあります。
ボーカルを主役にして音楽を楽しみたい人には、少し物足りないかもしれません。特に温かみのある中域や、しっとりした余韻を求める人には向いていないと思います。
ただし、ゲームや動画用途では、ボイスチャットやセリフの聞き取りは比較的しやすいです。中域そのものが極端に埋もれるわけではなく、あくまで音楽鑑賞用として見るとボーカルの質感がやや淡白という印象です。
高音域
高音域は、CCA Falconの中で最も主張が強い部分です。
公式グラフでも6〜8kHz付近に大きなピークがありますが、実際の聴感でもこの帯域の存在感はかなり強めです。足音、金属音、シンバル、リロード音などの輪郭が分かりやすく、FPS用途ではかなり情報を拾いやすい印象があります。
ゲーム用途では、この高域の強さがかなり分かりやすいメリットになります。敵の足音や環境音、細かな効果音が前に出てくるため、普通の音楽向けイヤホンよりも情報を取りやすいです。
ただし、そのぶん高域の刺激感はかなり強めです。音量を上げるとシャリつきや刺さりを感じやすく、明るい録音の楽曲では少し耳につく場面もあります。
高域が苦手な人や、長時間まったり聴きたい人にはややキツく感じる可能性があります。
音楽鑑賞では、明るくクリアに聴こえる一方で、音の自然さや滑らかさよりも、輪郭の強調が前に出るタイプです。繊細でなめらかな高音というよりは、ゲーム向けに情報量と聞き取りやすさを優先した高音域だと感じました。
特にシンバルや電子音が多い曲では、高音がかなり目立ちます。これを「クリアで情報量が多い」と感じるか、「シャリついてキツい」と感じるかで評価が大きく分かれそうです。
個人的には、ゲーム用途ならかなり分かりやすい強みですが、音楽鑑賞メインだと少し刺激が強いと感じました。
解像度
解像度は、U5Kクラスとして見るとかなり良好です。
音の輪郭が分かりやすく、低音が膨らみすぎないため、全体の見通しはかなり良いです。特に、ゲーム用途で必要な足音や効果音、環境音の聞き取りやすさはかなり優秀だと思います。
高域の強調によって細かな音が前に出てくるため、第一印象としてはかなり情報量の多いイヤホンに感じます。足音、リロード音、金属音、環境音などは非常に分かりやすく、FPS用途ではこの方向性がかなり活きていますね。
ただし、この解像感は高域のピークによって作られている部分も大きいです。そのため、音の分離や細部表現が自然に優れているというよりは、輪郭を強めに出すことで情報を分かりやすくしている印象もあります。
音楽鑑賞でも、ポップスやアニソン程度であれば音が団子になりにくく、楽器やボーカルの位置関係も掴みやすいです。
ただ、楽器の質感や空気感、ボーカルの生々しさをじっくり聴き込むタイプではありません。あくまでFalconの解像度は、ゲームや日常使いで必要な情報を分かりやすく出してくれる実用的な解像感です。
音場表現・定位感
音場は、低価格帯のイヤホンとしては比較的広めに感じます。ここは背面開放が生きているポイントでしょうね。
左右方向の広がりが分かりやすく、ゲーム用途では敵や効果音の方向を掴みやすいです。音が頭の中に詰まりすぎる感じは少なく、適度に外側へ展開してくれる印象があります。
定位感については、Falconの大きな強みです。特に左右方向の定位は分かりやすく、FPSで敵がどの方向にいるのかを把握しやすいです。
前後方向や距離感については、さすがに高級ゲーミングIEMほどの精密さはありません。ただ、低価格帯としてはかなり頑張っており、カジュアルにFPSを遊ぶ用途であれば十分に使えると思います。
足音の輪郭も比較的ハッキリしているため、普通の低価格音楽イヤホンから乗り換えると、ゲーム中の情報量はかなり分かりやすくなるはずです。
ただし、音場が広いと言っても、ハイエンド機のように奥行き方向まで立体的に展開するわけではありません。あくまで低価格帯としては広め、定位が掴みやすい、という評価になります。
CCA FALCONに向いている音楽ジャンルは?
CCA Falconは、高域の明瞭感が強く、低音が膨らみすぎないチューニングなので、FPS、ゲームBGM、ロック、アニソン、明るめのJ-POPとの相性が良いです。
特にFPS用途では、足音や効果音の輪郭が分かりやすく、ゲーム向けイヤホンとしての方向性はかなりハッキリしています。敵の位置をざっくり掴みたい、リロード音や金属音を聞き取りたいという用途では、かなり分かりやすい音だと思います。
J-POPやアニソンでは、ボーカルの輪郭が分かりやすく、楽曲全体もスッキリ聴けます。特に明るめの女性ボーカルやテンポの速い楽曲では、Falconの高音の抜け感が活きます。
ロックでは、ギターやシンバルのキレが良く、軽快に鳴ってくれます。ただし、ベースの厚みやドラムの重さを重視する人には、少し低音が軽く感じる可能性があります。加えてシンバルやハイハットの主張の強さに鬱陶しさを感じる方もいらっしゃるでしょう。
一方で、EDMやヒップホップのように重低音の迫力を楽しむジャンルでは、少し物足りないかもしれません。低音がまったく出ないわけではありませんが、迫力で押すタイプではないため、あまり重低音を期待して買うイヤホンではないと思います。
また、ジャズやクラシックのように楽器の質感や余韻をじっくり聴くジャンルでは、上位機との差を感じやすいです。高域の輪郭は分かりやすいものの、自然な空気感や滑らかな響きはあまり得意ではありません。
総じて、CCA Falconは「低音の迫力で楽しむイヤホン」ではなく、「高域の明瞭感、定位感、情報量で楽しむイヤホン」です。
CCA FALCONのレビューまとめ!
CCA FALCON




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